会員制ビジネスの8つのタイプとメリット

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会員制ビジネスは、会員を獲得することで安定的に収益を得られます。

昔からあるビジネスですが、近年オンラインを中心にその幅が広がり、新たなビジネススタイルも生まれています。

そこでこのページでは、会員制ビジネスとはそもそも何か、どのような種類があるのか、などについて具体例を交えつつ解説していきます。

会員制のビジネスとは

サービスに対して消費者が会員になる会員制のサービスはすべて、大雑把に言えば会員制ビジネスです。消費者は定期的、もしくは一括で会員費を支払い、またそれ以外にもサービスや商品を購入する場合があります。

会員制ビジネスは昔からあるビジネス手法ですが、最近はサブスクリプション型の会員制ビジネスが流行しています。サブスクリプションビジネスとは、サービスを単発で販売するのではなく、サービスの利用期間、利用量に応じて対価を得る課金提供型のモデルです。

たとえばインターネット、スマホ、動画配信サービス、などはサブスクリプションビジネスの代表例としてわかりやすいでしょう。会員制ビジネスは消費者が会員登録するビジネス全般を指し、その中でも課金提供型でサービス提供しているビジネスがサブスクリプションビジネスということです。

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会員制ビジネスのメリット

次に、会員制ビジネスにはどのようなメリットがあるのか解説します。

安定した収益(会員費)

まずはビジネスモデルとして、会員費が定期的に入るので、安定した収益が見込めます。安定した収益が見込めると計画が立てやすく、投資などもしやすくなります。

コミュニティ

ユーザーが会員となっているので、コミュニティの形成がしやすいです。会員同士が何かしらのコミュニケーションをとる仕組みだったり、会員に向けた限定サービスを提供することで、エンゲージメントを高めることができます。

会員制ビジネス8つのタイプ

会員制ビジネスは細分化することが可能です。ここでは8つのタイプに細分化し、それぞれの特徴、事例を紹介します。

コミュニティ型

コミュニティ型とは、その名の通り主催者、会員がコミュニティを形成し、相互にやり取りする会員制ビジネスです。主催者の魅力や、共通の趣味を求めて会員が集まり、みんなでコミュニティを盛り上げるという特徴があります。

具体的には、アイドルのファンクラブ、有名人が会員を集めてメルマガを発行したりイベントを開催するオンラインサロン、信者ビジネス・教祖ビジネスと呼ばれるもの、社会人のフットサルサークル、音楽ファン同士の会員制交流クラブなどが該当します。

情報発信型

情報発信型の会員制ビジネスは、会員登録することで特定の情報を受け取ることのできるサービスです。会員が自分からサイトにアクセスして閲覧する場合もあれば、媒体側から情報が送られてきて閲覧する場合もあります。

具体的には、新聞社のWEB媒体・アプリ、税金や法律など専門的な情報を配信しているサイトの「続きを読むには会員登録が必要です」などの文言が表示されるページ、上で挙げた教祖ビジネスのうち情報発信のみを行うもの、などが挙げられます。

オンラインサロンは近年注目されていますが、会員を巻き込むコミュニティ型のものもあれば、一方的な情報発信のみを行う情報発信型のものもあります。

店舗体験型

店舗体験型は、その名の通り実店舗に会員登録して通う仕組みです。新しいビジネスではなくて、昔からあるものです。一定の料金を定期的に支払うことで、店舗のサービスを受けられます。

具体的には、スポーツジム、エステサロン、漫画喫茶、会員制スーパー(コストコなど)が該当します。サービスによって、会員費のみを支払えばサービスを利用できるものもあれば、会員費にプラスしてサービスや商品に費用を支払う必要のあるものもあります。

たとえばコストコは年会費が4,400円くらいかかりますが、当たり前ですが年会費だけでなく商品を購入する際にお金がかかります。

レンタル型

レンタル型の会員制ビジネスも昔からあります。具体的には、漫画/文庫本レンタル、CD/DVDレンタル、レンタカー、衣装レンタル、ポケットWi-Fiのレンタル、などがわかりやすいでしょう。

レンタルには返却がつきものなので、会員制にして正確な会員情報を取得することで未返却のリスクに対策しています。会員になる際に費用が発生する場合もありますが、メインの収益は商品を一定期間レンタルすることの対価としての料金にあります。

通販型

通販型の会員制ビジネスは社会に浸透していて、人々の生活を大きく変えました。ほとんどのものを通販で購入している方も多く、むしろその方が安くて効率的だったりします。結果的に家電業界などは実店舗が経営難に陥り、通販型のビジネスを主軸に移行しているケースが多いです。

通販型の会員制ビジネスの具体例としては、Amazon、楽天市場、LOHACO、ビューティガレージ、などが有名ですが、社会に浸透している分様々な通販型会員制ビジネスがあり、物販がメインの企業は自社メディアから通販で販売しているケースも多いです。

学習型

学習型の会員制ビジネスが普及し、必ずしも教室に通う必要がなくなりました。これにより、地方在住の方も高いクオリティで講義を受けることが可能です。

学習型会員制ビジネスの具体例としては、学習塾の通信講座、通信制の英会話、専門資格の通信講座、学校の通信教育、などが挙げられます。

教室と通信の両方をやっているところもあれば、通信のみのところもあります。また通信講座はあらかじめ録画したものを配信している場合もあれば、リアルタイムで通信講座を行う場合もあります。

SaaS型

SaaS型の会員制ビジネスは、消費者が会員になることでサービスを利用できる仕組みです。ちなみにSaaSは「Software as a Service」の略で、ソフトウェアをサービスとして提供するということです。

具体的には、写真加工でおなじみのphotoshop、オンライン上にデータを保管できるオンラインストレージサービス、WEBサイト運営のプラットフォーム(土台)となるWordPressなどが該当します。

オンラインサービス型

オンラインサービス型の会員制ビジネスは、消費者がサービスページやアプリにアクセスし、そのページ上でサービスを受け取れるビジネスです。

具体的には、音楽ストリーミングサービスであるspotify、動画ストリーミングサービスであるNetflix、Amazonプライム、プログラミングの解説動画が見られるドットインストール、などが該当します。

ドットインストールは学習型とも言えますが、オンライン上に動画を置いて、そこに登録者が自由にアクセスして閲覧する仕組みになっています。他の学習型サービスと違ってサービス提供者と消費者のやり取りがまったくないので、学習ツールではありますが、オンラインサービス型のイメージに近いでしょう。

まとめ

会員制ビジネスは複数の種類があり、今後新たなアイデアが生まれる可能性も高いでしょう。特に教祖ビジネスなどは近年注目されており、新しい試みをする人が出てくると予測されます。

今回8つに種類分けしましたが、すべての会員制ビジネスを明確に分類できるわけではなく、どれに該当するか微妙なものや、複数の種類に当てはまるものも存在します。種類分けはあくまでも目安なので、参考とし、ぜひ自分なりに会員制ビジネスを分析してみてください。

そうすることにより、参考にすべき会員制ビジネス、導入すべき会員制ビジネスの形態、などが見えてきます。