LINEミニアプリを使った新しい顧客接点とは |サービスの特徴や事例を解説

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LINEミニアプリ

「アプリを利用してCRMを行いたいけれど、どうすれば良いか分からない…。」とお困りの企業担当者は多いと思います。
誰もが知るアプリであるLINEの中で使用する「LINEミニアプリ」を、ご存知でしょうか?

LINEミニアプリは近年注目されており、導入する企業が増加しています。
本記事ではLINEミニアプリについて、混同しやすいLINE公式アカウントとの違いや、LINEミニアプリを使うメリットを紹介しながら、分かりやすく解説します。
デジタルでの新しい顧客接点を増やしたい企業担当者は必見です。

 

DX解説書

LINEミニアプリとは?

コロナ禍においてお客様とリアルな接点が減る中、アプリ導入でデジタル接点を作りたいと考えていらっしゃるかたも増えているのではないでしょうか?
アプリと聞くと、アプリストアからダウンロードする「ネイティブアプリ」を想像する人が多いかもしれませんが、LINEミニアプリは少し違う特徴を持っており、新たな顧客接点として、近年注目されています。
まずはLINEミニアプリの概要を確認していきましょう。

LINEの中で使えるアプリのこと

LINEミニアプリは「LINEの中で使えるアプリ」のことです。
ちなみにLINEは、メッセンジャーアプリとしての機能だけではなく、決済機能やタクシー配車機能、ニュース機能などあらゆる場面で使うことができるので、スーパーアプリと呼ばれています。
LINEミニアプリはネイティブアプリのように、アプリストアからダウンロードをする必要がありません。つまり、ユーザーにとってインストールのハードルが非常に低いのが利点です。
多くの人が日常的に使用するLINEの中で、他のネイティブアプリと同じような機能を使うことができるため、新たな顧客接点として注目されています。

LINE公式アカウントとの違い

LINEミニアプリと混同されやすいのが、LINE公式アカウントです。
LINE公式アカウントは、企業や店舗がユーザーとの接点を増やすために活用します。
友だち登録をしたユーザーに対して、メッセージ配信を行い、来店やサービス利用を促すためのものです。
一方のLINEミニアプリは、アプリ上でサービスを提供するのみで、ユーザーに対してメッセージを発信することはできません。
LINE公式アカウントとLINEミニアプリは別物ですが、連動させることによって相乗効果を発揮します。

LINEミニアプリの作り方

LINEミニアプリを作る場合は、基本的にLINE Biz Partnerに依頼をして開発します。
2020年7月からはLINEがエントリー窓口を開いているので、LINE Biz Partnerを通さなくても審査を受けることは可能です。
しかし、LINE上で起動させるアプリのため、ネイティブアプリと同様の開発では審査に通らない可能性があります。
LINEミニアプリを作るのが初めての企業は、LINE Biz Partnerに相談する方が良いかもしれません。
ちなみに開発に掛かる費用は、iOSとAndroid両方を開発する必要があるネイティブアプリより、低コストで作ることが可能です。

LINEミニアプリを使うメリット

LINEミニアプリは企業やユーザーに多くのメリットをもたらします。
ユーザー、企業、開発という3つの視点から、LINEミニアプリを使用するメリットを確認していきましょう。

ユーザーのメリット

ユーザーがLINEミニアプリを使用する最大のメリットは、多くのネイティブアプリをダウンロードする必要がないということです。
ユーザーはLINEさえインストールしていれば、LINEミニアプリを使うことで、ネイティブアプリと同様の機能を使うことができます。多くのネイティブアプリをダウンロードしないため、スマホやタブレットの容量を圧迫することもありません。
また、LINEさせ開けば様々なサービスにアクセスできるため、ユーザーの利便性が高まり、利用率も高くなる可能性があります。

企業側のメリット

LINEミニアプリを使う企業側のメリットは、圧倒的なユーザー数を誇るLINEユーザーと繋がる可能性が高まることです。
登録されたミニアプリは「サービス」の中にリスト化されますので、自社で販促活動を行うよりも低コストでより多くのユーザーにリーチできるでしょう。
また、ネイティブアプリではダウンロードしてもらえなかったサービスでも、「LINEのミニアプリなら」という流れでユーザーが興味を持つ可能性もあります。
LINE公式アカウントと連動させて、ユーザーにメッセージを配信しやすいこともメリットの一つです。

開発する際のメリット

LINEミニアプリの開発は、ネイティブアプリより開発費用を安価に抑えることができます。
まずはミニマムな機能のみを開発し、ユーザーの反応を見ながら、徐々に機能を拡充していくことも可能です。
このようにアジャイル開発に向いているということも、LINEミニアプリを使うメリットだといえるでしょう。

LINEミニアプリの事例

LINEミニアプリは多くの企業や店舗で導入が進んでいます。
実際にあるLINEミニアプリの事例を確認していきましょう。

市役所ミニアプリ

LINEミニアプリ市役所

地方自治体でもLINEミニアプリを導入する動きが活発です。
奈良市や熊本市では、LINEミニアプリを導入し、来庁者へデジタル整理券を配布しています。
密を回避して順番待ちすることができ、順番が近づけばLINEでお知らせを受け取ることが可能です。

JINSミニアプリ

jins

 

メガネブランドのJINSもLINEミニアプリを導入しています。
JINSが展開するLINEミニアプリでは、商品選びから決済までを事前に完了しておけば、待ち時間なしで店舗でメガネを受け取ることが可能です。
オンラインとオフラインの垣根を超えて、ユーザーに快適なサービスを展開しているといえるでしょう。

スシローミニアプリ

スシローLINEミニアプリスシローLINEミニアプリ

大手回転寿司チェーンのスシローは、LINEミニアプリを展開しています。
来店する際の予約や受付番号をLINE共有できるようになっており、待ち合わせをしている家族や友人とのコミュニケーションが楽になるでしょう。
LINE公式アカウントと連動させれば、季節のおすすめメニューの情報を受け取ることもできます。

ジョルダン乗換案内ミニアプリ

ジョルダンLINEミニアプリ

ジョルダン乗換案内は、ネイティブアプリでも多くの人が使用している電車やバスの時刻表アプリです。
LINEミニアプリの乗換案内で検索した結果は、そのまま友だちにLINEで共有できます。
友人との待ち合わせ時などに活用できるため、人気のLINEミニアプリだといえるでしょう。

LINEミニアプリが現代に適している理由

LINEミニアプリは、ユーザーニーズの移り変わりが激しい現代において、企業や店舗が活用すべきサービスです。
LINEミニアプリが現代に適している理由をいくつか紹介します。

デジタルで顧客との接点を増やすことができる

コロナ禍でユーザーの生活様式はガラリと変化しました。
ECサイトやネットスーパーの活用が以前より格段に増え、ユーザーとのリアルでの接点は確実に減っています。
リアルでの顧客接点が中心であった企業や店舗は、売上確保のためにデジタルでの顧客接点を増やすことが必要です。
LINEミニアプリを使うことで、顧客とデジタルでの接点を増やすことができるでしょう。
また、こうしたアプリを使ったユーザーデータを蓄積し、サービスの改善や新サービスの開発に活用することも可能ですし、実店舗の接客サポートとしての活躍も期待されています。

OMOを実現できる

デジタルでの顧客接点が増えている現代においては、オンラインとオフラインの垣根を無くすOMO(Onlie Merges with Offline)という考え方が大切です。
モバイルオーダーができるマクドナルドやスターバックスのように、オンラインとオフラインを融合させたサービスを展開することで、顧客により良い体験を提供することができるようになるでしょう。こうしたデジタル技術を駆使して顧客体験を向上させることがいま多くの企業がチャレンジしているDXの本質と言えます。

関連記事 オンラインとオフラインの融合「OMO」とは

アジャイル開発に向いている

LINEという既にあるプラットフォームを活用するLINEミニアプリは、アジャイル開発に向いています。
ネイティブアプリを開発するより安価で開発できるので、まずは試験的にミニマムな機能でLINEミニアプリを作り、反響を見て、ネイティブアプリに切り替えることも可能です。
多くのユーザーの反応を見るためにも、LINEミニアプリは適しているといえるでしょう。

まとめ

ユーザーニーズが多様化する現代では、いかにデジタルで顧客との接点を増やすかが大切です。
LINEミニアプリを活用することで、ユーザーにより良いサービスを提供できる可能性が高まるかもしれません。
LINEミニアプリは今後もユーザー数が増えて普及していくことが予想されますので、LINEミニアプリを活用したデジタル戦略を検討してみてはいかがでしょうか。