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店舗受取りの新しい形「カーブサイドピックアップ」体験記

2021年4月9日
読了時間: 7分

更新日:5月27日


コロナ禍で小売業をはじめとする店舗運営には、さまざまな工夫が施されるようになりました。 しかし、客足が遠ざかる傾向が強まる中、感染対策を行いながら、これまで通りの売上を確保することは非常に難しいと言えるでしょう。


日本でも、コロナ以前は、店舗での買い物を中心としていた人も、ECサイトなどを利用し、購買する機会が増えたり、より効率的な買い物を求める傾向も強まっています。


それでは、海外ではどうでしょうか?感染者の急速な拡大が懸念されるアメリカでは、これまで以上に日常生活の中でデジタル化が進んでいます。


感染対策の一環として始まった、新たなデジタルサービスもすでにニューノーマルとして消費者に受け入れられています。 本記事では、そんなアメリカでニューノーマルとして消費者が日常的に利用するカーブサイドピックアップサービスの1つを実際に体験した内容を紹介します。アメリカ大手リテーラーのTarget社が展開するカーブサイドピックアップサービスの「Drive up(ドライブアップ)」を実際に利用した感想や、その利便性について、ラスベガスに拠点を置く、テックファームグループ会社のPrism Solutions Inc.メンバーから紹介してもらいます! コロナ禍でDXが加速するアメリカのリテールテック最新事例として参考にしてください。


<目次>


新しい店舗受取りの形!ドライブスルーの進化版!?

コロナの影響で、アメリカでは大手から中小規模のスーパーや薬局など小売業を中心に導入が進んでいるのが「Curbside Pickup:カーブサイドピックアップ」サービスです。新たなリテールテックの1つとして、注目を集め、アメリカでは、すでに定番になりつつあります。


一言で説明すると、オンラインで購入したものをドライブスルーのようにピックアップするサービスです。従来型のドライブスルーでは、列に並ぶ待機時間が長く離脱の要因となっていたケースもありましたが、カーブサイドピックアップでは、店舗に到着してからピックアップまでの待ち時間が最小限に抑えられることが魅力の1つと言えます。


アメリカ大手のリテーラー ウォルマートやTargetなど小売業での導入が急速に進んでおり、今やショッピングの主流となっています。


自宅や職場などから、スーパーのアプリで事前に注文・決済を済ませた上で、指定した時間にスーパーのピックアップ専用スペースに駐車をします。お店に到着後、アプリで「来たよ!」とお店に知らせてトランクを開け、店員さんが注文した品を運んでくれるのを待つだけ。スタッフさんがトランクにオーダーした物を詰めてくれます。


カーブサイドピックアップの導入メリット:店舗側

カーブサイドピックアップで店舗側の感じるメリットは主に以下があげられます。

  • コロナ禍で需要が高まる非接触を実現しながらも、店舗の売上を確保することが可能

  • 物流コストの削減

  • アプリでの注文・決済によりリアルタイムな在庫管理や売上予測を把握することができる

  • 人件費の最適化によりコスト削減が期待できる

  • 注文最低価格を設定し、客単価を高めることが可能

  • アプリを通して顧客情報に紐づいた購買データを蓄積し、マーケティングに活用が可能

  • 顧客の利便性が向上し、満足度の増加に繋がる


カーブサイドピックアップの利用メリット:顧客側

カーブサイドピックアップの顧客の感じるメリットは主に以下があげられます。

  • コロナ禍でも非接触で買い物を安心してできる

  • 宅配に比べ、配達手数料等の価格を抑えられる

  • 広い店内を歩き回る必要がなくなり、アプリで事前注文・決済を行うことで買い物時間の短縮に繋がる

  • アプリでの注文、決済でもクーポン等の適用がされお得感がある


お役立ち資料ダウンロード:小売業界ソリューション紹介資料



「Target」で実際にカーブサイドピックアップを体験してみた

本章では、アメリカ ラスベガスに在住する、Prism Solutions Inc.のメンバーがTargetのカーブサイドピックアップサービスを利用した体験記を、実際のアプリ画面をお見せしながら、使用手順や使用感などリアルなユーザーの声をお届けしていきます!


日常的にも利用しているようですが、Targetのカーブサイドピックアップサービスである「Drive up」の使いやすさには感動しているようです!それでは、実際の体験記をご覧ください。  


こんにちは!アメリカ ラスベガス在住でPrism Solutions Inc.のAyaです! 先日、コロナの予防接種をし、これで買い物も自由に!と張り切っていると知人の一人が1回目の予防接種後にコロナにかかりました・・・。まだまだ気が抜けませんコロナ。 早速、おとなしく最近お気に入りのターゲット「Target」ドライブアップショッピング。いつもこの使いやすさには感動です!!!前回、こちら記事でもちらっとお伝えした流行りの楽ちんショッピングです。 ところで最近スーパーも、日用品も、車から降りることがなくなてきました笑。では体験記をどうぞ。


ステップ① お店に行く前にアプリで簡単オーダー!

こちらがアプリホーム画面:検索もかなり高クオリティの検索結果がでてきます。お店のクーポンをスマホ上でクリップ。割引も自動適用してくれるので「割引きいてるかな?」という心配もありません。


ターゲットアプリのキャプチャ
ターゲットアプリのキャプチャ

こちらは「毎日のエッセンシャル」のカテゴリー。ターゲットのカテゴリー分けはとても消費者目線で分かりやすいのでユーザーとしても商品が見つけやすいです。

ターゲットアプリのキャプチャ

こちらが商品詳細の画面。ここがオムニチャンネル商戦が得意なTargetのみせどころ。 1.画面上部には店内で買い物をする人の為に棚の番号があり 2.商品の下には同じ商品のサイズが。それぞれのサイズの写真も正面、横、裏、成分表があります。店舗にこないお客さん向けに超詳細な商品詳細あり 3.画面下にはプルアップ画面があり、お店に来ない人の為に「オンラインオーダー&店舗ピックアップ」と「ドライブアップ」の買い物かごにワンクリックで追加可能。(オンライン配達のみ、店舗のみなどの商品の在庫もリアルタイムで正確に表示)

お買い物が終わったらカートはこんな感じ。一番上部分に商品ピックアップ方法が明記されていて、各商品の写真と価格、クーポン割引も明確。お支払いはカードやインアプリのアップルペイでかんたん。

1時間ほどで「オーダー準備できました」とメッセージが届きます。家を出る準備ができたら

「I’m on my way」(今から取りに行くよ)というボタンをクリック。

するとスタッフさんが準備して待っていてくれます。


ステップ② さてお店に到着!

ターゲットのお店入り口付近にあるこの真っ赤な塔を目指してたくさんの「楽ちん」買い物客のみなさんが車でお待ちです。

お買い物の量が多い場合はトランク開けて待つだけで、スタッフさんがトランクに荷物を入れてくれます。

商品の受け渡しがおわったら窓ごしにバーコードかざすと窓のそとからバーコードリーダーでピピっとバーコードスキャンしてくれて完了!

コロナを言い訳に本当にだんだん動かなくなってきたアメリカン住民(私もその一人ですが)。でも言い訳をいうと、コロナもそうですが・・・日本に比べると、大量購入をしたり、商品一つ一つのサイズが大きい場合が多いので買い物かごをもってショッピングするには腕が筋肉痛になってしまうのです笑。 やっぱり楽ちんショッピングはやめられません! 定期的に、ラスベガス在住社員がおもしろいトピックや生活情報、カジノ業界の話題、たまには真剣なアメリカのIT サービスやテクノロジー、ビジネスについてアップしています!

ぜひ、Prism Solutions Inc.のブログもご覧ください!!



まとめ

コロナ禍で消費者の行動は店舗での買い物を必要最低限に収めようとする傾向が強まり、その影響は店舗の売上にも直結することもあったかと思います。

徐々にコロナ禍でも店舗に人が戻りつつあるものの、コロナ前と同じ水準に戻るにはまだ時間がかかりそうです。 コロナ禍でも安心し、これまでの店舗での買い物と同等、もしくはそれ以上の利便性を顧客に与えることができる方法として「カーブサイドピックアップ」のようなサービスが注目を集め、そして顧客に愛されているのかもしれません。 日本の小売業界においても大手企業を中心にDXを加速させ、新しいデジタルサービスが提供されはじめています。顧客の課題を解決するとともに、企業にも大きなメリットをもたらす仕組みを考え実現していくことで企業価値も高まり、競合他社との差別化に繋がっていきます。  

市場規模として拡大傾向にあるEC業界では、年々、競合増加によりユーザー数の確保が課題となっています。

これまで以上に消費者の期待に応えるサービスを提供し、カスタマーサクセス(顧客の成功)を企業自ら能動的に実施する動きが広がっています。

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