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最新VRゴーグル比較まとめ|各種特徴や性能を徹底解説!

  • 2024年12月20日
  • 読了時間: 13分

更新日:2月5日


近年、VR、AR、MRといった先端技術を活用したサービスが急速に増加し、それに伴いVRゴーグルへの関心も高まっています。VRゴーグルを使用すれば、臨場感あふれる映像や仮想現実の世界を体験でき、個人のエンターテイメントだけでなく、幅広いビジネスシーンでも注目を集めています。


VRゴーグルは、映像やゲームなどのエンターテイメント分野だけでなく、医療、教育、製造業など、さまざまな業界に革新をもたらしています。

その没入感は、新しい価値観やアイデアを生み出す原動力となり、これからの社会をさらに充実させる可能性を秘めています。


本記事では、最新のVRゴーグルをご紹介するとともに、その仕組みや特徴、注目される理由、歴史的背景について詳しく解説します。また、VRゴーグルをビジネスに活用した事例も取り上げ、実際の活用方法をイメージしやすくお伝えします。


<目次>


VRゴーグルの種類や特徴、注目される理由とは?

本章では、VRゴーグルの概念や仕組みについて解説し、さらに近年VRゴーグルが注目されている理由や市場規模の動向について解説していきます。また、VRゴーグルの種類やVRゴーグルの歴史についても触れます。

VRゴーグルは臨場感のあるVR体験が可能

VRゴーグルとはVirtual Reality(仮想現実)ゴーグルのことです。つまり、仮想現実(VR)を体験するためのゴーグル型をしたデバイスを指します。ゴーグル型で視界が360°覆われるため、没入感のある映像を楽しめるだけでなく、嗅覚や聴覚、触覚、味覚など五感に訴えることで臨場感のある映像が楽しめるものです。 実際にVRゴーグルを活用する業界のイメージは、ゲーム・映画・ライブ・スポーツなどの動画鑑賞・ゲーム・ソーシャルVRなどのエンタメ業界かもしれません。しかし、実際はビジネスにおいては医療、教育、不動産、製造など幅広い業界での活用が進んでいます。

VRゴーグルの仕組み

前述したとおり、VRゴーグルは仮想空間を現実空間のように体験できるデバイスです。左右の目にそれぞれ異なる映像を表示できるため、立体的な視覚体験ができます。VRゴーグルをユーザーの頭に装着する際、内蔵センサーによって頭の角度や動きなどの感知が可能です。ユーザーの頭の動きを感知する機能を、ヘッドトラッキング機能といいます。 また、ユーザーが物理的に移動した際の位置情報を取得する機能がポジショントラッキング機能です。機種によっては、視線の動きを追跡するアイトラッキング機能も搭載しています。さらに頭の動きや体全体の移動、視線の動きを検知するだけではありません。機種によっては嗅覚や触覚、聴覚、味覚など五感にも訴えかける機能も搭載しています。 VRゴーグルは上記のようなさまざまな要素によって成り立っており、組み合わせることでよりリアルな体験が可能です。

VRゴーグルの種類

VRゴーグルは使用方法により、以下の3種類に分類できます。

  • モバイル型

  • 据え置き型

  • スタンドアロン型

モバイル型VRゴーグルは、スマートフォンを装着して使用するタイプで、VRコンテンツを手軽に楽しめるのが特徴です。比較的安価な商品が多く、相場は1,000〜3,000円程度となっています。 スマートフォンをスロットに差し込むだけで簡単に使用でき、比較的軽量で、持ち運びにも便利なため、初心者向けや手軽にVRを体験したいユーザーに最適と言われています。その一方で、スマートフォンの性能に依存するため、高品質なVR体験には限界があるため注意が必要です。 続いて、据え置き型のVRゴーグルは、PCやゲーム機に接続して使用するタイプで圧倒的なグラフィック性能と没入感を体験できます。高性能なハードウェアを必要とするため、商品の価格も比較的高く設定されています。代表的な商品としては、『PlayStation VR2』や『HTC Vive Pro 2』があります。ハイエンドなPCやコンソールがなければ動作しないため、初心者には敷居が高い点がデメリットと言えるでしょう。 最後に、スタンドアロン型は、PCやスマートフォンなしで単体で動作するVRゴーグルです。コードレスで自由に動けるため、手軽に高品質なVR体験が可能です。代表的な商品としては、『Meta Quest 3』や『HTC Vive Focus』などがあります。 内蔵プロセッサとバッテリーにより、ケーブルレスで快適に利用可能であり、操作も簡単なため、初心者から上級者まで幅広いユーザーに人気です。据え置き型と比較すると、映像表現や処理能力で劣る場合があります。 VRゴーグルを選ぶポイントとしては、用途に合わせた選択と視力に配慮した選択を考慮すると良いでしょう。 手軽にVRを利用する場合は、モバイル型。ゲームやプロ仕様のクオリティを求める際は据え置き型。自由な移動や幅広い用途に対応するには、スタンドアロン型がおすすめです。 また、最近のモデルは左右それぞれの視力に合わせたピント調節が可能なモデルもあります。メガネ装着可能なデザインも多いため、検討の際には考慮してみるのも良いかもしれません。

VRゴーグルの市場規模は約10倍に

VRゴーグルの市場規模は拡大し続けています。株式会社MM総研のデータによると、2022年度のVRゴーグルの販売台数は48万台でした。(参考:2022年度のVRゴーグル販売台数は48万台、2027年度は185万台と予測)これはVR元年と呼ばれている2016年度の約10倍です。 2016年度には、多くの機種が発売されましたが、その後たった6年間で10倍まで増加したことになります。また、2027年度の予測は185万台であり、これは2022年の約4倍です。 それでは、どうしてVRゴーグルの市場規模が拡大し続けているのでしょうか。

VRゴーグルが注目される5つの理由

VRゴーグルが注目される一般的な理由は、VR関連技術の進歩や若年層を中心とするVRゲームやVR動画の普及などです。一方、ビジネス分野においてもVRゴーグルは大きく注目されています。ビジネス分野においては、以下のような5つの理由が考えられます。

  • 教育やトレーニングの効率化が可能

  • プロダクトデザインとプロトタイピングの効率化

  • マーケティングや顧客体験の向上

  • リモートワークとバーチャルコラボレーション

  • コスト削減が可能

VRゴーグルは仮想空間に没入できる点が大きなメリットです。ビジネスにおける教育やトレーニング、マーケティング、顧客体験では、従来は現場で行わなければならなかったこともVRで実現可能になりました。 例えば、製造業では新商品を発売する前には何度も実物大のものを試作と評価を繰り返し行うことが一般的でした。VRを活用することで、実物のプロトタイプを制作する前にデザインや機能を評価することが可能です。実際に商品を作る必要がなくなるため、制作時間短縮や制作にかかるコスト・修正にかかるコスト削減が可能です。 また、近年は遠隔地での共同作業やコミュニケーションを目的としたVR活用も進んでいます。遠隔地にいながらも仮想空間上で同じものを見ながらリモートでのコミュニケーションが図れるため、人の移動コスト削減にも繋がり、より効率的な活動が行えるようにもなっています。 他にもVRゴーグルの活用によりさまざまなメリットが得られます。ビジネス分野でのVRゴーグル活用はますます進化していくことになるでしょう。

VRゴーグルの歴史

VRゴーグルの歴史を簡単に振り返ってみましょう。 1995年:任天堂「バーチャルボーイ」が発売され、第一次VRブームの到来となる。 2000年:VRブームは一時的に失速する。 2010年:モーショントラッキングセンサー「Kinect」が発売される。 2012年:世界初の家庭用向けPC VRゴーグル「Oculus Rift」が発売される。 2014年:Facebook社がOculusVR社を20億ドルで買収し、第二次VRブームが到来する。 2016年:「Oculus Rift CV1」、「HTC Vive」、「PlayStation VR」が発売され、VR元年と呼ばれる。 2021年:Facebookが名称をMetaに変更され、「MetaQuest3」、「Vision Pro」が発表されたことで「メタバース」やVRゴーグルが注目される。 近年のVRゴーグルは2016年以降に発売されたものが主流となっています。


VRゴーグルの最新5選!人気機種の特徴一覧

2024年12月現在での最新のVRゴーグル5機種を紹介します。機種名称、発売日、本体参考価格を表にまとめました。

機種名称

発売日

本体参考価格

VIVE Focus Vision

2024年10月18日

169,000円(税込)

PICO 4 Ultra

2024年9月20日

89,800円(税込)

Apple Vision Pro

2024年6月28日

3,499ドル(約54万円)

Varjo XR-4

2023 年11月27日

約65万円

Meta Quest 3

2023年10月10日

74,800円(税込)

それでは、それぞれ詳しく紹介します。

VIVE Focus Vision

VIVE Focus Visionは、HTCから発売されているスタンドアロン型のVRゴーグルです。詳細は以下のとおり。

本体参考価格

169,000円(税込)

タイプ

スタンドアロン

解像度

4896 x 2448 ピクセル(両眼)

リフレッシュレート

90 Hz

トラッキング性能

6DoF

ピント調節機能

瞳孔間距離(IPD)調整可

本体サイズ

205×295〜36.5×10.5mm(実測値)

重量

非公開

VIVE Focus Visonはスタンドアロン型ですが、Display Portケーブルを用いたPC接続も可能です。 VIVE Focus Visonのリフレッシュレートは90Hzですが、今後120Hzになる予定です。さらに快適に利用でき、多くの機器との接続性もよくなるでしょう。

PICO 4 Ultra

PICO 4 Ultraは、中国のテクノロジー企業「PICO Technology」がPICO 4の次世代モデルとして開発したVRゴーグルです。PICO 4 Ultraの詳細は以下のとおり。

本体参考価格

89,800円(税込)

タイプ

スタンドアロン

解像度

2160 × 2160(×2)

リフレッシュレート

90Hz

トラッキング性能

6DoF

ピント調節機能

瞳孔間距離を58mm~72mmの間でシームレスに調整

本体サイズ

165 x 84 x 62 mm

重量

約580g(±3g)

PICO 4 Ultraはより快適なVR体験を実現するため、4つの環境追跡カメラや2つの3200万画素カラーシースルーカメラ、iToF深度センサーカメラを搭載しています。


PICO 4に比べてさらに軽量化され、バッテリー容量も強化されたことで、より実用性が高くなりました。


Apple Vision Pro

Apple Vision Proは、Apple社から発売されたVRゴーグルです。

本体参考価格

3,499ドル(約54万円)

タイプ

スタンドアロン・PC接続可

解像度

3660×3200ピクセル

リフレッシュレート

90Hz、96Hz、100Hz

トラッキング性能

6DoF

ピント調節機能

有り

本体サイズ

390 x 260 x 200 mm

重量

600~650g

Apple Vision Proには12のカメラと5つのセンサー、6つのマイクが搭載され、快適なVR体験が可能です。また、バーチャル空間への没入度合いを調整できる機能があり、現実からの遮断や周囲からの見た目の違和感を緩和できます。

Varjo XR-4

Varjo XR-4は、フィンランドのVarjo社によって開発されたVRゴーグルです。詳細は以下のとおり。

本体参考価格

約65万円

タイプ

PC接続

解像度

2000万ピクセル

リフレッシュレート

90 Hz

トラッキング性能

6DoF

ピント調節機能

56~72mm(自動調整)

本体サイズ

非公表

重量

1021g

Varjo XR-4の視野角は水平120度、垂直105度であり、自然な視覚体験を実現できます。解像度が高い点も大きな特徴です。 Varjo XR-4はエンターテイメントだけでなく、設計や製造、教育、医療などのビジネス分野での活用が期待されています。

Meta Quest 3

Meta Quest 3は、Meta社から2023年10月に発売されたVRゴーグルです。詳細は以下のとおり。

本体参考価格

74,800円(税込)

タイプ

スタンドアロン(PC接続可)

解像度

4128×2208ピクセル(両眼)

リフレッシュレート

72Hz/80Hz/90Hz/120Hz

トラッキング性能

6DoF(インサイドアウト)

ピント調節機能

有り

本体サイズ

184 x 160 x 98mm

重量

515g(Meta Quest 2は503g)

Meta Quest 3はパンケーキレンズを採用し、小型化と軽量化に成功しました。また、VRゲームや映画視聴だけでなく、SNSチェックや通話などのさまざまな機能があります。 よってMeta Quest 3はゲームやエンターテインメントだけでなく、ビジネスシーンでの利用が可能です。


VRゴーグルのビジネス活用事例3選

VRゴーグルをビジネスに活用した事例は数多くありますが、ここでは以下の3つを紹介します。

  • 不動産業界(積水ハウス)

  • 自動車産業(ネッツトヨタ)

  • 福祉業界(ケアブル)

それぞれ詳しく見ていきましょう。

VRゴーグルで未来の我が家を設計『積水ハウス』

積水ハウスでは、VRゴーグルを活用し、「バーチャル住まいづくり」に取り組んでいます。 従来、マイホームを設計する際には、2次元の図面を確認するだけでした。しかし、2次元の図面では実際のイメージが明確に掴めません。そこで、積水ハウスが取り組み始めた手法が、VRゴーグルを用いた360°VR設計です。積水ハウスでは、手軽に利用できるスマートフォンをVRゴーグルとして活用しました。 VRゴーグルを活用することで、ユーザーは建設後のマイホームを手軽にバーチャル体験できるようになります。バーチャル住まいづくりは、「未来のわが家を目の前に見せる」人気のサービスです。

『ネッツトヨタ』のVRシミュレーターで実車の乗り心地を体験

ネッツトヨタでは、VRゴーグルを活用した車の試乗体験を行っています。VRシミュレーターによる試乗体験は、バーチャルな世界でリアルな映像を見ながら実際の運転をしているような没入感が得られるサービスです。VRにより車の挙動が感じられ、没入感が得られます。シートの繊維やダッシュボードの雰囲気までリアルに再現された映像により、ユーザーの購入意欲をさらに高められるでしょう。 また、バーチャルな試乗体験は楽しいだけではありません。VRシミュレーターは、トヨタの先進安全技術をバーチャルで体験できる画期的なシステムです。とくに衝突被害軽減ブレーキなどの安全性を、実際に体験したように伝えられます。VRの試乗体験は手軽に利用できるうえ、トヨタ車の安全性をアピールできるため、今後ますます活用されるでしょう。

介護研修VRサービス『ケアブル』

『ケアブル』は、介護に関わる事業者や施設向けの介護研修VRサービスです。VRやAIを駆使した医療福祉向けサービスを提供している株式会社ジョリーグッドが開発しました。 介護現場では日常の業務以外にも、予期しないようなトラブルが発生します。そこで、ジョリーグッドは介護現場で起こり得るさまざまなシーンを疑似体験できるサービス『ケアブル』を開発しました。 『ケアブル』はVRゴーグルを活用した新人スタッフ向けの研修サービスです。VRのため、実際の人に接する必要がなく、研修費も削減できます。『ケアブル』によって研修を行うことで、実務において発生する突発的な出来事にも冷静な対応が可能です。医療福祉業界でのVRゴーグル活用も今後増える可能性が高いです。


まとめ〜最新のVRゴーグルをビジネスに活用しよう〜

本記事では、VRゴーグルの種類や仕組み、注目される理由に加え、最新機種や具体的なビジネス活用事例について詳しく解説しました。 VRゴーグルには、スマートフォンを活用する手軽なモデルから、高性能なハードウェアを必要とするプロフェッショナル向けの製品まで、さまざまな選択肢があります。 一部の商品は安価で購入可能で、手軽にVR体験を始めることができますが、ビジネス用途では高解像度や高性能を備えた据え置き型やスタンドアロン型が採用されるケースが多く、価格も高価となるケースがあります。 近年、VRゴーグルはエンターテイメントの枠を超えて、製造業、教育、医療、販売、建築といった多岐にわたる分野で活用されています。例えば、製品設計のプロトタイピングや従業員教育、リモートコラボレーションの推進など、従来では高コストや時間を確保していたプロセスが、VRによって効率かつ低コストで実現可能になってきました。 今後もVR技術の進化とともに、VRゴーグルのビジネス活用はますます広がって期待されます。この機会に、自社のニーズに合ったVRゴーグルを取り入れ、新たな価値を創造してみてみませんか?


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