近年、国内企業ではレガシーシステムの老朽化が深刻な課題となっています。保守コストの増大やセキュリティリスク、業務拡張の停滞がDX推進を阻害し、「2025年の崖」への対応も避けて通れません。
こうした背景から注目されているのがシステムリプレイスです。
システムリプレイスとは、老朽化・ブラックボックス化した既存システムを、最新技術基盤やクラウド環境へ刷新する取り組みを指します。単なるシステム刷新ではなく、業務効率化や競争力強化を実現する重要な施策です。
本記事では、システムリプレイスとは何かを整理したうえで、代表的な4つの手法を解説します。さらに、成功事例をもとにシステムリプレイスの進め方を9ステップで整理し、失敗を防ぐためのポイントも紹介します。
情報システム部門やDX推進担当者の実務に役立つ視点で解説していますので、システムリプレイスを成功させ、持続可能なDX基盤構築にお役立てください。
<目次>
システムリプレイスとは?
・システムリプレイスの定義
・システムリプレイスと改修/保守との違い
・システムリプレイスと刷新/再構築との違い
システムリプレイスが必要とされている2つの理由
・レガシーシステムの問題点
・DX推進・業務効率化との関係
システムリプレイスの典型的な4つの失敗例
・要件定義が曖昧なまま進めてしまう
・業務理解不足による現場混乱
・ベンダー丸投げによるブラックボックス化
・移行期間・コストの見積もり不足
システムリプレイスとは?
システムリプレイスとは、老朽化・陳腐化した既存システムを、新たなシステムへ置き換える、または作り直す取り組みを指します。単なる部分的な改修ではなく、アーキテクチャや基盤を含めて見直す点が特徴です。
実務では、「リプレイス」「システム刷新」「再構築」といった用語が混在して使われることが多く、厳密に区別されないケースも少なくありません。そのため、プロジェクト開始時には、自社としての定義や対象範囲を明確にしておくことが重要です。
システムリプレイスの定義
システムリプレイスの定義は、既存の業務システムやIT基盤を、新しいアーキテクチャや製品、クラウドサービスなどへ置き換えることです。
主な背景には、システムの老朽化やサポート終了、セキュリティリスクの増大、ビジネス要件の変化などがあります。多くの場合、機能・性能・技術基盤をまとめて更新する大規模なシステム刷新を指し、「全体を新しくする」取り組みとして位置づけられます。
システムリプレイスと改修/保守との違い
システムリプレイスとよく似た言葉に「改修」と「保守」があります。システムリプレイスと改修、保守では目的や内容の違いを下表にまとめましたので参考にしてください。
| システムリプレイス | 改修 | 保守 | |
|---|---|---|---|
| 目的 | 主に老朽化対策、技術的負債の解消 |
|
稼働中のシステムが安定して動き続けるように維持管理する |
| 内容 | 「全体を新しくする」大規模な入れ替え | 「一部を良くする」機能の追加・改善 | 「現状を維持する」安定稼働のための維持管理・障害対応 |
改修は既存システムを前提に以下のような機能の改変や新機能の実装により、現行資産を延命・維持する行為です。
- 障害対応
- バグ修正
- 軽微な機能追加
- 性能チューニング
改修はリプレイスより小規模な作業を指します。
一方、保守は障害発生時の復旧(是正保守)やセキュリティパッチの適用(予防保守)、OSやミドルウェアのバージョンアップ対応(適応保守)、性能監視、バックアップなどがメインです。
システムリプレイスと刷新/再構築との違い
システムリプレイスと刷新・再構築との違いについて、目的と内容を下表にまとめました。
| リプレイス | システム刷新 | システム再構築 | |
|---|---|---|---|
| 目的 | 主に老朽化対策、技術的負債の解消 | 業務効率化、競争力強化、DX推進 | 既存システムの課題解決、機能の再整備 |
| 内容 | 「全体を新しくする」大規模な入れ替え | リプレイスよりも広範で戦略的な意味合い 将来の成長を見据え、ビジネスモデルの変革を目指す |
リプレイスや刷新に比べて、部分的な修正や改善のニュアンスが強い |
システム刷新は、システムリプレイスと同義で使われることが多く、「古いものを新しくする」というニュアンスです。また、ビジネス的な表現として、DXの文脈でよく使われます。
システム刷新では、現状の業務課題を解決し、将来の事業成長に貢献するための新しい業務プロセスやビジネスモデルの導入までを含みます。
一方、システム再構築は、「構築し直す」という意味です。つまり、ゼロベースの要件定義からアーキテクチャ・業務プロセスまで抜本的に作り直すニュアンスになります。
したがって、既存システムの抱える非効率な機能や複雑化したコードなどの特定の課題に焦点を当てるものです。システム刷新の一部として行われる場合もあり、必ずしも明確に分類する必要がありません。
システムリプレイスが必要とされている2つの理由
システムリプレイスはなぜ必要とされているのでしょうか。主な理由は、以下の2点です。
- レガシーシステムの問題点
- DX推進・業務効率化との関係
それぞれ、もう少し詳しく見ていきましょう。
レガシーシステムの問題点
レガシーシステムには大きな問題点があります。主な問題点は、以下の3点です。
- 保守・運用コストの増大:老朽化した技術基盤で改修単価が高騰し、サポート終了後はベンダー対応すら困難
- セキュリティ・障害リスク:脆弱性パッチ未適用、ブラックボックス化による復旧遅延、属人化でキーマン不在時に業務停止
- 拡張性・柔軟性の欠如:法改正や新業務に対応できず、手作業・Excel依存でデータ散在と非効率が常態化
上記のような問題点を改善するには、システムリプレイスが最適です。
DX推進・業務効率化との関係
近年、DXを推進するのが当然のような流れになっていますが、メリットばかりではありません。また、業務効率化についても同様です。
具体的には以下のような課題があります。
- レガシー制約でクラウド・AI・データ連携が難しく、新サービス開発やリアルタイム分析が停滞し、DXの足枷となる
- 二重入力や手作業多発で生産性が低下、意思決定遅延が発生し、競争力低下を招く
上記のような課題にはシステムリプレイスが有効です。システムリプレイスによって、自動化・標準化が進み、DX基盤を構築して業務スピード向上と新規価値創出が可能となります。
システムリプレイスの代表的な手法
これまで、システムリプレイスの定義や必要な理由について見てきました。ここでは、システムリプレイスの手法について見ていきましょう。
代表的な手法は、以下の4つです。
- 一括移行方式
あるタイミングで旧システムを止め、一気に新システムへ切り替える方式。 - 段階移行方式
機能や業務単位ごとに少しずつ新システムへ切り替えていく方式(順次移行方式と呼ぶ場合もある)。 - クラウド移行(クラウドリプレイス)
オンプレ等の旧システムをクラウド基盤・クラウドサービスへ移行する方式。 - 試行方式(パイロット方式)
まず一部の部署や限定ユーザーだけで新システムを試験導入し、問題なければ全社へ展開する方式。
それぞれの主なメリットとデメリットは以下のとおりです。
| 方式 | 主なメリット | 主なデメリット |
|---|---|---|
| 一括リプレイス (ビッグバン型) |
切替回数が少なく、工数・期間・コストを抑えやすい | トラブル時の影響が全社的になりやすく、切り戻しも困難 |
| 段階的リプレイス (フェーズ型) |
影響範囲を限定しつつ移行でき、問題発生時もリカバリしやすい | 期間が長くなりがちで、移行管理や整合性維持の手間・コストが増える |
| クラウド移行 (クラウドリプレイス) |
インフラ保守負荷の削減やスケーラビリティ・可用性向上が期待できる | ネットワーク依存・セキュリティ/ガバナンス対応など、設計・運用上の検討事項が増える |
| 試行方式 (パイロット方式) |
本番展開前に課題を洗い出しやすく、全社展開リスクを下げられる | パイロット環境構築の手間や二重運用に伴うコストが発生しやすい |
システムリプレイスを実施する際には、それぞれのメリットとデメリットを考慮し、最適な手法を選択する必要があります。
システムリプレイスを実施する際には、それぞれのメリットとデメリットを考慮し、最適な手法を選択する必要があります。
システムリプレイスの進め方
システムリプレイスの基本的な進め方は、次の9つのステップです。
- 現状把握・課題整理
- 要件定義・コンセプト設計
- 全体方針・移行方式の決定
- 移行計画・体制の整備
- 設計・開発・設定作業
- テスト(単体・結合・総合・ユーザーテスト)
- データ移行リハーサル・運用リハーサル
- 本番移行・切り替え
- 移行後フォロー・定着化
順に見ていきましょう。
現状把握・課題整理
現状把握をするために、現行システムの棚卸が必要です。棚卸の内容としては以下のようなものが考えられます。
- 機能
- 性能
- 運用状況
- 制約(老朽化、保守期限、技術的負債など)
棚卸後には、ビジネス上の課題・改善ニーズを明確化します。
要件定義・コンセプト設計
システムリプレイスの目的(コスト削減、DX対応、セキュリティ強化など)を整理し、必要な業務要件やシステム要件、非機能要件(性能・可用性など)を定義します。
全体方針・移行方式の決定
移行方式を選定します。移行方式については、前述したとおり、以下の4つがあります。
- 一括移行方式
- 段階移行方式
- クラウド移行(クラウドリプレイス)
- 試行方式(パイロット方式)
その後、クラウド移行の有無や再構築範囲、残すシステムとの連携方針など、全体アーキテクチャとロードマップを決定します。
移行計画・体制の整備
システムリプレイスの実行には、計画と体制の整備が必要不可欠です。
まずはスケジュールやマイルストーン、担当組織(業務部門・IT部門・ベンダー)の役割分担、予算、リスク・切り戻し方針を含む移行計画書を作成してください。
設計・開発・設定作業
システムリプレイスは、設計・開発・設定作業が重要です。
それぞれの要件に基づき、以下を実施してください。
- システム設計
- システム開発
- カスタマイズ
- パラメータ設定
- インターフェース実装
なお、パッケージやSaaSの場合は設定中心となります。
テスト(単体・結合・総合・ユーザーテスト)
システムリプレイスを実施する前にテストを行います。テストの内容は以下のとおりです。
- 機能テスト
- 性能テスト
- 移行テスト(現新比較、データ整合性確認)
- ユーザー受入テスト
テストでは、業務が支障なく回ることを確認します。
データ移行リハーサル・運用リハーサル
テストを実施して問題がなければ、本番想定のデータ移行リハーサル・運用リハーサルを行います。
リハーサルでは、データ移行手順や時間、影響を検証するとともに、手順の妥当性やリードタイム、トラブル時の対応策(切り戻し含む)を事前に確認してください。
本番移行・切り替え
リハーサルを実施し、成功したら本番環境へデータや設定を移行します。実際の移行は、計画に従って行ってください。
移行後フォロー・定着化
システムリプレイスは本番移行で完了ではありません。本番移行後には、以下のようなフォローが必要です。
- 初期障害対応
- 運用サポート
- ユーザー教育など
また、常に状況を監視し、性能チューニングや小規模改修を通じて新システムを安定稼働させなければなりません。システムが安定稼働してこそ、システムリプレイスは完了したといえます。
システムリプレイスの典型的な4つの失敗例
システムリプレイスで典型的な失敗例は、ほぼ以下の4点に集約できます。
- 要件定義が曖昧なまま進めてしまう
- 業務理解不足による現場混乱
- ベンダー丸投げによるブラックボックス化
- 移行期間・コストの見積もり不足
それぞれ詳しく解説しましょう。
要件定義が曖昧なまま進めてしまう
ゴールや優先順位が曖昧なまま進めると、後工程で仕様変更が多発し、コストは大きく膨らみ、納期遅れにつながります。
また、曖昧なまま「現行踏襲」とだけ決めて、本質的な課題を言語化していない場合は注意が必要です。システムリプレイスを実施しても不満が解消されず、単なる高価な焼き直しになる可能性があります。
業務理解不足による現場混乱
業務の理解不足のままシステムリプレイスを実施すると、大きな問題が発生する場合もあります。
現場業務の実態を十分に把握できていない設計は、リリース後の現場混乱の原因です。結果的に、「業務が回らない」「手作業が増えた」といった混乱が起こりやすくなります。
したがって、キーユーザーを要件定義やテストに巻き込みましょう。IT部門とベンダーだけで仕様を決めると、暗黙ルールや例外処理が取りこぼされる可能性があります。
ベンダー丸投げによるブラックボックス化
システムリプレイスをベンダー丸投げにすると、失敗する可能性があるので注意が必要です。
とくに、企画や要件定義、設計レビューをベンダー任せにすると、設計意図や制約が社内に残らず、ブラックボックス化します。したがって、保守や追加開発のたびにベンダーに依存しなければなりません。
また、ソースコードや設定内容の開示、ドキュメント整備、定例レビューを行わないと、ベンダー以外は誰も説明できない状態になりやすいというデメリットもあります。
移行期間・コストの見積もり不足
システムリプレイスの実施前に、移行期間やコストの見積もりが不十分な場合は、後々問題が発生する可能性があります。
データ移行や周辺システム連携、テスト、教育などは意外と工数が必要です。工数の見積もりを見誤ると、想定より大幅なスケジュール遅延や追加費用が発生します。
また、並行稼働期間や切り戻し準備を見込んでいない場合、トラブル発生時に長期の業務停止や現場残業によって人件費としての隠れコストが膨らむので注意が必要です。
システムリプレイスを成功させる5つのポイント
システムリプレイスは単なるシステム入替ではなく、業務や組織、運用を含めた変革プロジェクトです。そのため、技術面だけでなく、進め方や体制設計が成否を左右します。
成功のために押さえるべきポイントは、以下の5つです。
- 経営・現場を巻き込む体制づくり
- 目的・KPIの明確化
- 段階的な移行計画
- 適切なパートナー選定
- 内製化・運用まで見据えた設計
経営・現場を巻き込む体制づくり
システムリプレイスでは、経営・業務部門・IT部門が連携する体制づくりが不可欠です。横断的なプロジェクト体制を構築し、意思決定フローや責任範囲(RACIなど)を明確にすることで、方針ブレや意思決定停滞を防げます。
また、現場のキーユーザーを要件定義やテスト段階から巻き込むことで、導入後の定着や業務改善につながりやすくなります。
目的・KPIの明確化
システムリプレイスは老朽化対応にとどまらず、経営課題の解決を目的とすべきです。そのため、目的に紐づいたKPIを明確に設定する必要があります。
例:
- 月次決算の短縮
- 在庫回転率の向上
- 障害件数の削減
KPIを定めることで、要件の優先順位付けや投資判断が容易になります。あわせて、ダッシュボードなどで可視化し、定期的に効果検証を行うことが重要です。
段階的な移行計画
システムリプレイスは、一括切替ではなく段階的な移行が有効です。
- 効果が出やすい領域から着手する
- 機能単位でフェーズを分割する
段階的に進めることでリスクを抑えつつ、成功体験を積み上げられます。各フェーズでマイルストーンや完了条件を定義し、データ移行や教育、テストを早期に計画することも重要です。
パートナー選定の重要性
システムリプレイスでは、製品選定に加えてパートナー選定が成否を左右します。
評価軸としては、導入実績、業務理解力、サポート体制、運用・改善フェーズまでの伴走力が挙げられます。RFPやスコアリングを活用し、客観的に評価することが重要です。
短期的なコストだけで判断せず、TCOや将来的な拡張・モダナイゼーションへの対応力も含めて検討しましょう。
内製化・運用まで見据えた設計
システムリプレイスでは、内製化と運用を見据えた設計が欠かせません。特に以下の領域は、社内に知見を残すことが重要です。
- 要件定義
- アーキテクチャ設計
- 品質管理
将来的な内製開発やローコード活用を想定した構成にしておくことで、俊敏な改善が可能になります。また、運用・保守や監視、ナレッジ共有の仕組みを初期段階から組み込むことで、ブラックボックス化を防げます。
システムリプレイスを検討する際のチェックリスト
システムリプレイスを検討する際には、以下4点のチェックをおすすめします。
- 現システムの課題は明確か
- リプレイスの目的は明確か
- 予算・期間の上限は問題ないか
- 社内リソースの有無を把握できているか
それぞれ詳しく解説します。
現行システムの課題は明確か
システムリプレイスを検討する際は、まず現行システムの課題が整理・言語化できているかを確認します。主なチェック観点は以下の3点です。
- 技術面
- 業務面
- コスト・リスク面
技術面のチェック
以下の観点から、現行システムが将来的に継続利用可能かを確認します。
- 老朽化(サポート切れOS・DB、レガシー言語)
- 性能不足
- 障害発生頻度
- セキュリティ脆弱性
業務面のチェック
業務プロセス上のムダやボトルネックがないかを確認します。
- 手作業や二重入力の有無
- 属人化した運用
- 承認リードタイムの長期化
- 帳票作成の負荷
コスト・リスク面のチェック
表面化しにくいコストやリスクも含めて確認が必要です。
- 保守費/改修費の増加
- 特定担当者への依存(退職リスク)
- コンプライアンス・セキュリティリスク
リプレイスの目的は明確か
システムリプレイスでは、目的が曖昧なまま進めると失敗につながります。以下の2点を明確にしましょう。
- 目的の方向性
- KPI/成功条件
目的カテゴリのチェック
目的は大きく「守り」と「攻め」に分けて整理します。
- 守り
運用コスト削減
障害・インシデント削減
法令順守・セキュリティ強化
ブラックボックス解消 - 攻め
業務効率化/自動化
データ活用による意思決定高度化
新サービス・新チャネル対応
「守り」「攻め」の両立が、システムリプレイス成功のポイントです。
KPI・成功条件のチェック
成功状態を数値で定義できているかを確認します。
- 処理時間○%短縮
- 月次決算リードタイム○日短縮
- 運用コスト○%削減
- 入力工数○人月削減
定量KPIを設定することで、効果検証や改善につなげやすくなります。
予算・期間の上限は適切か
システムリプレイスでは、予算と期間の制約条件を事前に明確にする必要があります。
予算
初期費用とランニングコストの両面で検討します。
初期費用:ライセンス、開発、インフラ(クラウド含む)、データ移行、教育、コンサル費
ランニングコスト:保守料、クラウド利用料、追加開発・改善費
あわせて、TCO削減や業務効率化による投資回収の目安も整理しておきましょう。
期間・スケジュール制約
以下のような制約条件を必ず確認します。
- サポート終了日や制度改正などのデッドライン
- 繁忙期の回避
- フェーズ分割の可否と各フェーズの許容期間
社内リソースを把握できているか
システムリプレイスでは、社内で担える役割と外部に委ねる範囲を明確にすることが重要です。
- 体制・スキル
- 内製/共創の可能性
- 外部依存度
体制・スキル
IT部門と業務部門それぞれのリソースを確認します。
IT部門:要件定義、アーキ設計、PM/PMO、テスト計画を担える人材
業務部門:キーユーザー、受入テスト、現場展開を担える人材
内製/共創の可能性
将来的にどこまで内製・ローコードで対応したいかを整理します。あわせて、社内に残すべき役割(プロダクトオーナー、アーキテクト、運用リーダーなど)を明確にします。
外部依存度
ベンダーやコンサルに任せる範囲と、自社で責任を持つ範囲(要件・優先順位・受入判断など)をあらかじめ線引きしておきましょう。
まとめ〜システムリプレイスで持続成長を実現〜
本記事では、「システムリプレイスとは何か?」を整理したうえで、その背景や必要性、代表的な4つの手法、そして成功に導く進め方を解説しました。
システムリプレイスは、老朽化したレガシーシステムの課題を解消するだけでなく、DXを推進するための基盤を構築する戦略的な取り組みです。目的や課題に応じて適切な手法を選択し、業務特性や組織規模に合った計画を立てることが成功の第一歩となります。
一方で、現状課題やKPIが曖昧なまま進めたり、ベンダーに依存しすぎたりすると、期待した効果を得られない可能性があります。経営・現場を巻き込んだ体制構築、適切なパートナー選定、内製化を見据えた設計を徹底することが重要です。
国内企業で深刻な課題となっているレガシーシステムの老朽化は、システムリプレイスで解決できます。システムリプレイスは陳腐化した既存システムを最新技術基盤やクラウドサービスに置き換える取り組みです。本記事は、代表的な4つの手法や進め方を詳しく解説しています。システムリプレイスは「システム更新」にとどまらず、「業務変革」へと昇華させてこそ真価を発揮します。本記事で紹介したチェックポイントを活用し、早期に着手することで競争優位性を確保し、持続的な成長につなげていきましょう。










