先端技術XRソリューションの事業化に向けた、企画・PoC「ラボ型開発支援」
顧客:
通信サービス企業
企業規模:
年商1000億円以上
プロジェクト規模(チーム体制):
約3名/月
背景とプロジェクトの課題
本プロジェクトは、急速に進化するXR分野で、通信サービス企業様が新規ソリューションの立ち上げを推進する際の支援でした。
先端技術を活用した新規事業では、市場ニーズや技術的な実現可能性(フィジビリティ)が常に流動的であり、初期に企画を完全に固めることが困難という課題がありました。
従来の請負契約では、要件が固まらないとプロジェクトが進められず、機動的な活動が阻害されてしまうため、お客様が求めていたのは、以下の異なるスキルセットを、時期や状況に応じて柔軟に組み合わせ、月間の工数枠内で最大限の成果を引き出すことができる体制でした。
・企画検討(ビジネスコンサルタント) ・技術検証(XRエンジニア) ・モックアップ作成(デザイナー/クリエイター)
実行したプロジェクト内容:機動性と専門性を両立するラボ型体制
お客様の「企画の流動性」と「多様なスキルニーズ」という課題に対し、当社はラボ型開発体制をご提案し、実行しました。
1. 専門人材の柔軟なアサインによる検討スピードの最大化
あらかじめ設定した月間工数の中で、企画コンサルタント、XRエンジニア、デザイナーなど、複数の専門人材を確保。その時々の要望(企画検討、PoC支援、モック作成など)に対し、最も適した要員を即座に割り振ることで、まるで社内リソースのように機動的に支援しました。これにより、企画のブレイクダウンから技術的なフィジビリティ検証までを、高い機動性をもって同時に進めることが可能となりました。
2. 事業化を多角的にサポートする付加価値の提供
技術検証 だけでなく、新規ソリューションのマーケットアピールを支援。ラボ体制内で展示会ブース用のPR動画コンテンツ作成なども迅速に対応しました。成果物(PR動画など)が実際の展示会で活用された結果、ソリューションの市場への具体的な訴求と認知度向上に大きく貢献しました。
当社の強み
・先端技術分野に特化したラボ型開発の提供:企画検討と技術検証が並行するXR分野特有の流動的なプロセスに対し、必要な専門リソース(企画・技術・クリエイティブ)を月間工数内で柔軟に切り替えることで、意思決定と検討スピードを最大化しました。
・事業化フェーズにおける多角的なサポート力:単なる技術検証に留まらず、展示会用PR動画作成などマーケットアピールに必要な付加価値をラボ体制内で提供し、事業化の成功を多角的に支援しました。
・初期フェーズのリスクとコストの最適化:要件が固まらない初期段階で、過剰な初期投資やリソースの固定化を避け、必要な専門家を必要な時に必要なだけ活用できる効率的な体制を実現しました。












