キャッシュレス決済店舗向けアプリ・サーバー開発
顧客:
決済サービス 提供企業
企業規模:
年商100~500億円
プロジェクト規模(チーム体制):
約6名/月
背景とプロジェクトの課題
本プロジェクトは、キャッシュレス対応が一般化し、決済手段が爆発的に増加する「黎明期から乱立期」への急激な業界転換点に直面する決済サービス提供企業様を支援しました。
この環境下で、お客様は以下のような深刻な課題に直面していました。
・決済手段の爆発的な多様化への対応:クレジットカード、電子マネー、各種QR/バーコード決済、ポイントサービスなど、対応すべき手段が急増。決済手段を追加するたびに開発が必要となり、スピード感を持った市場対応が喫緊の課題でした。
・開発リソースの多様化と専門知識の不足:タブレット端末の活用ニーズ、各決済サービスの仕様、そして金融システムに求められる高品質を両立できる専門知識と開発リソースが社内外で不足しており、市場ニーズに対応する拡張性の確保が困難でした。
・店舗と消費者への価値提供: 店舗側が求める導入コストの削減や運用負荷の軽減、消費者側が求める決済バリエーションを早急に提供するためのシステム構築が必要でした。
実行したプロジェクト内容: 拡張性とスピードを両立する汎用プロダクト開発
当社のモバイルや決済/ポイント系のシステム開発の実績に基づき、多種多様な決済ブランドの提供を可能にする、拡張性の高いアプリとサーバーの開発を行いました。
1. 拡張性の高い決済システムのアーキテクチャ設計
今後も決済ブランドの追加が続くことを見越し、システム全体を再設計。アプリケーションの共通部分を汎用化し、決済ブランドごとに仕様が異なる部分を明確に分割・モジュール化しました。この設計により、新たなブラン ドを追加する際の開発コストやスケジュールを大幅に短縮できる仕組みを実現しました。
2. 競争優位性を確立するリードタイムの削減
汎用化された設計に基づき、新規の決済ブランドやサービス連携機能の開発・検証期間を大幅に短縮しました。結果として、お客様が目指していた市場のニーズに合わせて多種多様な決済ブランドをいち早く提供できる体制が整い、マーケットシェア拡大のための汎用プロダクト開発に貢献しました。
当社の強み
・市場の急激な変化に対応するスピードの獲得:汎用性の高いアーキテクチャを構築することで、新たな決済ブランド導入に必要な開発・検証期間を大幅に短縮し、市場の動きに素早く対応できる競争優位性を確立しました。
・複雑な決済要件と高品質開発の実現:多様な決済サービスの仕様と、金融システムに求められる高い品質を両立させる開発力を提供し、お客様が抱えていた専門知識・リソース不足の課題を解決しました。
・マーケットシェア拡大に 貢献するプロダクト設計:店舗・消費者双方のニーズに応える多種多様な決済手段を、低コストかつスピーディに追加提供できる拡張性の高いシステム基盤を開発しました。












