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【出展レポート】AIリーダーズEXPO 2026 夏

1 時間前
読了時間: 7分
【出展レポート】AIリーダーズEXPO 2026 夏

9月29日〜30日の2日間にわたり、東京国際フォーラム ホールEで開催された「AIリーダーズEXPO 2026 夏」に、テックファームは出展いたしました。


本展を含む「未来をつくるテクノロジー展 日経クロステックNEXT 東京 2026」の総来場者数は10,522名(来場者10,500名、プレス22名)。会場は2日間を通して、AI活用の次の一手を探る方々の熱気に包まれていました。


本記事では、テックファームブースでご紹介したデモ内容とあわせて、来場者のみなさまとの会話から見えてきたAI駆動開発の現状をお伝えします。


AIを自社の業務や開発にどう取り入れるか、他社はどこまで進んでいるのかが気になる方は、ぜひ最後までご覧ください。



テックファームの展示内容


AIリーダーズEXPO 出展ブース

まずは、今回ブースにお越しいただいた方々の顔ぶれからご紹介します。


当社ブース来場者の業種で最も多かったのは情報処理・SIで39%。次いで製造・電機(12%)、建設(9%)と続きました。そのほかにも運輸、人材、通信、不動産、金融、さらには自治体・団体まで、業種は実に幅広いものでした。


印象的だったのは、名刺に並ぶ部署名です。「AI活用推進課」「DX推進室」「AIコンサルティング本部」「デジタル戦略部」など、AI推進を専任で担う組織からのご来場が目立ちました。AIが一部の有志の取り組みではなく、組織として向き合うテーマになっていることがうかがえます。


こうした来場者の方々は、大きく2つのタイプに分かれていました。

  • 自社の開発にAIを組み込みたい事業会社

  • 顧客への提案にAI駆動開発を活かしたいSIer


テックファームでは、どちらの立場の方にも具体的な活用イメージを持っていただけるよう、以下のソリューションを展示しました。来場者様との会話から見えてきた「現場の生の声」とあわせてご紹介します。


AI駆動開発の内製化を伴走支援「AI-DDT」


品質とスピードを両立する開発体制を、お客様が自社でつくれるよう伴走するサービスです。

AIを開発に取り入れようとすると、多くの企業が次のような壁にぶつかります。


  • 属人化:使い方が現場任せで、仕様の理解も特定のメンバーの頭の中にしかない

  • 品質:コードはAIで書けても、レビューやテストに不安が残る

  • 体制:ベンダー依存を減らし、自社で開発を進めたい


AI-DDTでは、こうした課題に対して「プロセス」「仕様」「AI開発基盤」を一体で設計します。






内製化を支える3つの柱


  • 開発プロセスの再設計:要件定義から運用保守まで、各工程にAIを組み込みます。最終的な責任と品質基準は人が担保します。

  • 仕様管理AIエージェント:散らばった仕様を整理し、AIに正しく渡せる状態をつくります(後述のSPEC AGENTを活用)。

  • ハーネスエンジニアリング:AIに自由に書かせるのではなく、開発ルールやセキュリティなどの「ガードレール」を設けることで、AIの力を最大限に引き出します。


支援はスモールスタートが基本です。小さく始めて成功パターンをつくり、それを組織全体の基盤へと広げていきます。


来場者からは、「現場の撮影管理の仕組みをVBAで自作しているが、作った人にしかわからない状態になっている。年内を目処に、AI駆動開発で内製化を実現したい」(建設業・DX推進部門)といった、属人化の解消と内製化を同時に進めたいという声が寄せられました。



自社の開発現場で培ったノウハウ


テックファーム自身、2年ほど前から各種の開発プロジェクトでAI駆動開発に取り組んできました。実際のプロジェクトで積み重ねた知見をもとにご支援しています。





仕様管理AIエージェント「SPEC AGENT™」


業務・サービス・機能の仕様を、「なぜそう決まったのか」という背景ごと蓄積し、常に最新の状態に保つためのAIエージェントです。


既存システムが今どのようなルールで動いているのか、なぜその形になったのか。これまで担当者の記憶やバラバラの資料に頼っていた情報を、SPEC AGENT™が全体として把握します。


主な使い方は次の4つです。

  • 質問する:仕様の問い合わせや確認、新人教育

  • 検討する:企画検討の壁打ち、仕様変更や外部システム連携の影響調査

  • 生成する:受入試験項目、画面のHTMLモック、マニュアル・FAQ、RFPの作成

  • 更新する:仕様変更を仕様書に反映し、記録として管理


企業ごとに完全に分離された環境で動作するため、社内の仕様情報も安心して扱えます。




会場でのデモ


ブースでは、勤怠管理システムを題材に、次のような場面をモニターで実演しました。


  • 仕様の問い合わせ:「退職者のアカウントはどうなるか?」「残業アラートが法定の45時間ではなく36時間で出る設定になっている背景は?」

  • 仕様変更の影響調査:従業員の勤怠データのCSVを、給与システムへ自動連携する場合の影響範囲

  • 機能追加の企画検討(壁打ち):勤怠打刻画面のスマートフォン対応や、ベンダー発注用RFPの作成


「この仕様は誰に聞けばわかるのか」という、システム部門の方なら一度は経験のある悩みを、その場でAIが解消する様子をご覧いただきました。


また、9月29日にはオープンシアターで、SPEC AGENT™についてミニシアター講演を行いました。

ミニシアターを聴講した方もそのままブースにお越しいただき、詳細説明やご意見ををいただき貴重な機会となりました。



会場で見えたAI駆動開発のいま


2日間でお話しした来場者の方々の声を振り返ると、AI駆動開発をめぐる関心には、変化が見えてきました。ここでは、会場で感じた3つの傾向をご紹介します。



「試してみた」から「組織で定着させる」へ


今回は大手企業からのご来場が多く、関心の中心が「個人で生成AIを試してみる」段階から「全社でどう導入し、定着させるか」へと移っていることを実感しました。


一方で、具体的に検討を進めている方の多くは、管理職層よりも、現場でAI推進を担う担当者の方々でした。経営層の号令を受け、現場の推進担当者が実際の進め方を模索している、という構図がうかがえます。


ブースでは、次のような声を多くいただきました。


  • 「年内に開発の内製化を実現したい」

  • 「AI-DLCなど、ほかのAI駆動開発の方法論と比較したうえで選びたい」


「AIを使うかどうか」ではなく、「どの方法で、どう進めるか」を比較・選定するフェーズに入っている企業が増えています。



開発の次のボトルネックは「仕様」


AIの進化によって、コードを書くこと自体のハードルは大きく下がりました。しかし会場での会話からは、新たな壁として「仕様」が浮かび上がってきました。


AIはコードを書けても、「何を作るべきか」を正しく受け取れなければ、意図と違うものが出来上がってしまいます。その結果、修正や作り直しといった手戻りが増え、かえって工数がかさむケースも少なくありません。


AI駆動開発の効果を引き出すには、AIに渡す仕様をいかに正確に、抜け漏れなく整理できるかが鍵になります。開発スピードの差は、コーディングではなく、仕様づくりの段階で生まれつつあります。



SIerにとってもAI駆動開発は提案テーマに


冒頭でご紹介したとおり、来場者の約4割は情報処理・SI、いわゆるSIerの方々でした。


受託開発の現場でも、AI駆動開発への対応が競争力を左右しつつあります。自社の開発プロセスにAIをどう組み込み、顧客への提案にどうつなげるか。その答えを探しにご来場された方が多い印象でした。


AI駆動開発は、事業会社の内製化テーマであると同時に、SIerにとっての新たな提案テーマにもなっています。



まとめ・今後の展望


2日間でたくさんの方々とお話しさせていただき、AI駆動開発をめぐる課題は、大きく次の3つに集約されることが見えてきました。


  • 属人化の解消:一部の詳しい人だけが使いこなしている状態から抜け出したい

  • 方法論の選定:数あるAI駆動開発の進め方から、自社に合うものを選びたい

  • 仕様の継承:AIに正しく意図を伝え、作ったものを後から引き継げる形で残したい


大手企業であっても、現場の推進担当者が手探りで進めているのが現状です。ツールを導入するだけでは、AI駆動開発は組織に根付きません。開発のプロセス、AIに渡す仕様、品質や安全性を守るガードレールを一体で設計し、現場に定着するまで伴走する支援が求められています。


テックファームは、AI駆動開発による内製化の伴走パートナーとして、仕組みづくりから現場への定着まで、引き続きみなさまのご支援を続けてまいります。


AI駆動開発の導入や開発の内製化について、ご相談がありましたらお気軽にお問い合わせください。サービスの詳細をまとめた資料もご用意しています。




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