会員サイトを構築する3つの方法と選び方
- 2021年7月8日
- 読了時間: 7分

会員登録・ログインをすればコンテンツが見れるようになる、そのようなサイトを誰もが見かけたことあるのではないでしょうか。
サイトを会員限定にすることによって、ユーザーを会員化してフォローアップをしやすくしたり、定期購読や販売の仕組みをつくったりすることが可能になります。
本記事では、この会員サイトを構築する3つの方法とそれぞれのメリット・デメリット、構築方法の選択の仕方について解説します。
<目次>
会員サイトの目的と必要な機能とは
会員サイトの構築方法を見ていく前に、まずは会員サイトを作る目的と最低限必要となる機能をおさらいしておきましょう。
会員サイトの目的
会員向けのサイト、つまりコンテンツが限定的に公開されるサイトを作ろうとするとき、その具体的な目的をあらかじめ明確にしておくことが重要です。
例えば、ユーザーのフォローをして囲い込みや利用頻度アップに繋げる、有料会員を増やす、コンテンツ販売や物販を促進するなどです。
目的をはっきりさせることで、会員サイトのあり方や必要な機能、分析用のデータの取り方などを検討できます。
会員サイトに必要な機能
会員サイトには様々な機能が見受けられますが、最低限必要とされる機能は大きく以下の4つに分けることができます。
会員登録機能
ログイン認証機能
コンテンツを閲覧できるサイトそのもの
管理機能
まず必要なのが、会員制サイトに入る前段階のシステムです。ログインページ、ID・パスワード忘れ対策ページ、プライバシーポリシー、特定商取引ページなどがそれにあたります。
次に必要なのが登録フォームと、会員制サイト本体です。これだけあれば、ユーザーの目に触れる部分が揃います。
ほかにも、管理者のためのシステムを用意しましょう。会員のデータ管理システムや、問い合わせに対応するためのシステムです。ここに、決済機能を持たせるシステムを連携させれば、会員制サイトの運営に必要な機能は一通り揃ったことになります。
会員サイトを構築する3つの方法
それでは、会員サイトを構築する3つの方法をご紹介していきます。ここでご紹介するのは、ASP、CMS、スクラッチ開発の3つです。
ASP・SaaS
ASPはApplication Service Providerの略で、アプリケーションをインターネット経由で提供している事業者または提供されるサービスのことを指します。SaaSはSoftware as a Serviceの略で、ソフトウェアとしてのサービス、つまりインターネット経由で提供されるソフトウェアのことです。
いずれも、ユーザーはソフトウェアをインストールせずに、インターネットを繋げてアクセスすればすぐに機能が利用できることが特徴です。
導入事例の多い会員サイト構築用のASP・SaaSとして「SPIRAL」「kreisel」「Customer Direct」「shikuminet」「SmartCore」などがあり、さらにECに必要な機能が豊富に付いているものでは「futureshop」「MakeShop」「shopserve」「shopify」などが有名です。
CMS
CMSはコンテンツマネジメントシステムの略です。WEBの知識がない方でも簡単にサイトを作れるように、サイト構築のための機能をパッケージ化したものです。
有名どころとしては、ワードプレスなどが挙げられるでしょう。ASPとは異なり、クラウド上だけで利用するとは限らない、サイト構築のサービスに特化している、といった特徴があります。
スクラッチ開発
スクラッチ開発は、既存の用意されたパッケージや機能を使わずに、一からプログラムを書いてサイトを開発することです。その点で、ASPやCMSとは大きく異なります。
それぞれの方法のメリットとデメリット
上で紹介した3つの方法のメリット、デメリットをそれぞれ紹介します。
ASPのメリットとデメリット
ASPは、外部のサーバーにアクセスして使用するため、どの端末からでもアクセス可能、初期設定が手軽、初期コストが低い、といったメリットがあります。端末にインストールするわけではないので、どの端末からでもサーバーにアクセスして利用することが可能です。
次に置かれているサービスをそのまま使用するので、初期設定が手軽です。同様にコストも低いです。
ただし、サイトの更新やページのメンテナンス時にも必ずインターネット環境が必要になります。サイトが自分の端末や自社サーバーにあるわけではないので、インターネット経由でサイトが置かれているサーバーにアクセスして作業するしかありません。
ローカル環境でサイトをメンテナンスするという選択肢がなくなるのです。またセキュリティ面に関しても、自社で何かできるわけではありません。
不正アクセスなどもASPのあるサーバーに対して行われるので、ASP提供会社に完全に依存します。
CMSのメリットとデメリット
CMSはWEBの知識がなくても使いやすいようにあらかじめ設定されているので、サイトの内容に集中できる、システム構築、管理などのコストを削減できる、手軽に整ったサイトを入手できる、デザインのカスタマイズが簡単、といったメリットがあります。
CMSはITに関する知識がまったくない人でも扱えるようになっており、今までほとんどパソコンを触ったことのない個人がサイト構築できるほど簡単です。
ただし、デザイン的にCMSとすぐわかる、企業のサイトとしてはセキュリティ面でやや弱い、といったデメリットがあります。
どうしても個人ブログのような印象があり、企業のサイトとしてはやや軽い印象があるかもしれない、といった理由で懸念されるケースは多いでしょう。
しかしベースはCMSで、そこから大幅にカスタマイズすることも可能です。
機能はそのまま使って、デザインだけ大幅カスタマイズすれば、手軽にCMSを利用し、なおかつCMSではないような印象に変えることができます。
スクラッチ開発のメリットとデメリット
スクラッチ開発のメリットは、すべて自由に作れるので、自社のサービスに合わせて最良のサイト設計にできる、他社と確実に差別化できる、といったメリットがあります。
またセキュリティ面も他社任せにならないので、強化することが可能です。
ASP、CMSだとどうしてもかゆいところに手が届かない、カスタマイズしようとしたら既存の機能との兼ね合いから書き換えるのが難しい、一部の機能を書き変えたいだけなのに全体的に書き変えざるをえない、といったことが起こりえます。
その点スクラッチ開発なら自由度が高く、後からカスタマイズする可能性も考えて設計することができます。
ただし、スクラッチは開発コストが高い、業者選びを間違えると期待していたサイトにはならない、といったデメリットがあります。
サイト構築方法の選び方
以上のメリットとデメリットを踏まえ、どれにするか選択することになります。特に最初に決めるべきポイントとして、クラッチ開発にするのか、既存のサービスを利用するのか、という選択をする必要があります。
サイトの性質上自由なカスタマイズや差別化が重要であれば、クラッチ開発を選択することになるでしょう。
そうではなく、コンテンツさえ配信できれば問題ないのなら機能やデザインの細部にはこだわらず、ASP、CMSを選択することになります。
ASP、CMSの選択については個々のサービスを比較する必要があります。
まとめ
既存のサービスを利用するのか、ゼロから開発するのか、の決定が最初のポイントになります。また既存のサービスを利用する場合も、プラグインという別機能を付け足したり、一部ソースコードを書き変えてカスタマイズすることも可能です。
ある程度方針が決まった上で業者選びをすると流れとしてスムーズでしょう。






