問題の可視化を通じて、サービスの“あるべき姿”を追求する「サービス設計/UX設計」
事業創発や要求定義を支援するにあたって、最初に「正しい問題の抽出」と「解決策」を定義します。
これはお客さまのアイデアやビジネスを否定するためのものではなく、お客さまとの目線合わせ(共感)ができた状態で本質的な提案や作業をおこなうためのプロセスです。 独自のアレンジを加えない正確なリーンの手法で仮説定義と仮説検証をおこない、リーンキャンバスを作成。それを基に、最終的にビジネスモデル定義までをおこないます。同時に、「ユーザーがどのように使うのか?」を検討し、「使われ方の設計」としてUXを定義します。事業創発から要求定義までをサポートする「サービス設計」
サービス設計は、サービスデザインの起点になる作業です。
英語にするとどちらも「Service Design」という言葉になりますが、テックファームでは両者を以下のように定義しています。- サービス設計=事業創発から要求定義までの作業
- サービスデザイン=サービス設計からUIデザインまでのサービスを可視化する一連の作業フェーズ
テックファームのサービス設計では、リーンや情報デザインの技術を基本としたビジネスモデル定義をおこないます。
お客さまが事業創発をおこなう際のファシリテートから、企画中の事業案(仮説)に含まれる曖昧な要素の洗い出し、サービス領域についての要求定義(ビジネスモデルの定義)までをサポートします。サービス設計でおこなわれる作業
- 事業創発支援(ワークショップや共同チームによるアイデアの発散収束)
- リーンキャンバスの設定(仮説設定~定義)
- ディープインタビューなどの仮説検証
- ビジネスモデル定義(誰が見てもサービス内容が理解できる状態に可視化)
ユーザーの生活を見据えた「UX設計」
「UX(ユーザー体験)」という言葉にはさまざまな見解や定義がありますが、テックファームでは「使われ方」と捉えています。画面の操作や動きなどの演出などに限定することなく、より広い意味で「提供するサービスが存在する生活」そのものが「ユーザー体験」であると考えているのです。
なぜなら、サービスの提供する価値や必要性を利用者に正しく理解され、生活の中に自然と溶け込んで利用できる形を設計することで、はじめて必要な操作・動き・演出などが生み出せるからです。
「提供するサービスが存在する生活」を実現するという観点で操作・動き・演出を設計しなければ、それは作り手の趣味趣向の押し付けにしかなりません。UX設計でおこなわれる作業
- プロトタイピング(モックアップ、ペーパープロト、UIプロトなどの可視化作業)
- ジャーニーマップの作成(ペルソナ設定はせず、群衆で設定)
- シナリオ設計(脚本理論に基づいた基本的なサービス導線設計)
- ユーザーテスト(操作観察、POC、インタビューなど)
- コンセプト定義