大型輸送機器のドローン空撮と3Dモデル生成技術を活用した展示ソリューションの提供
ドローン空撮・3DGS・空間再現ディスプレイ(SRD)を組み合わせ、展示模型に代わるデジタルアーカイブを実現
某製造業企業様(複数社)
本事例の導入企業様は、膨らみがちなコストや熟練職人の減少といった課題を抱える従来の展示模型に代わる、新たな展示手法が求められていました。テックファームは本プロジェクトにおい て、ドローンによる対象物の空撮から、3DGS(3D Gaussian Splatting)技術を用いた3Dモデルの生成、そして空間再現ディスプレイ(SRD)を活用した裸眼立体視での展示アプリ構築までを一貫して担当し、スピード感のある形でプロジェクトを完遂しました。結果として、国際展示会において、これまでの模型に代わる新しいデジタル展示ソリューションを実現しました。
プロジェクトの背景:従来の模型にかかるコストと職人不足
従来、大型輸送機器の展示や広報には精巧な展示模型が用いられます。しかし、1つあたりの製作費用が約500万円かかるだけでなく、輸送時の輸送費や保険料、修復にも多大なコストが発生します。
さらに、国内で模型を製作できる熟練の職人が減少しており、技術の維持そのものが危ぶまれているという背景がありました。このような状況の中、テックファームが手掛けた「デジタル技術を用いた3Dデータ化」が、模型に代わる新たな解決策として着目されました。
テックファームのソリューション
テックファームは、サンプルのクオリティと、デバイスメーカーとの共同提案、撮影〜データ生成・開発のワンストップ提供ができることを評価され、本プロジェクトのパートナーとして選定されました。
圧倒的なスピード感とワンストップ対応
本プロジェクトは、ご相談から納品まで約1ヶ月という短期間で遂行されました(ご依頼翌週に現地調査、その2週間後に撮影、撮影後1週間で納品)。テックファームでは、国家資格である「二等無人航空機操縦士」の保有者がドローンの操縦を担当するだけでなく、通常は行政書士に依頼する飛行関係の申請処理も自社内で完結させています。これにより、特急対応が可能なワンストップ体制を実現しています。
ドローン空撮と 独自のノウハウによる高精細モデルの生成
全長100mを超える大型輸送機器を対象に、ドローンを用いた空撮を実施しました。取得したデータから3DGS生成技術を用いて、高解像度かつ詳細な3Dモデルを短時間で生成しました。撮影当日は限られた時間の中、独自の手法とノウハウを駆使し、実質5〜6時間の飛行で撮影を完了。現地で即日簡易データ生成と確認を行うことで、再撮影リスクを排除し、確実にドローン空撮を完遂させています。
独自開発アプリによる空間再現ディスプレイ(SRD)への迅速な組み込み
生成した3Dモデルを、ソニー製の空間再現ディスプレイ「ELF-SR2」で裸眼立体視できるようにしました。通常、3DGSのデータをSRDで表示させるには複雑なデータ加工や高額なアプリケーションが必要ですが、テックファームが独自開発したSRD表示操作用のアプリケーション(プレイヤー)を活用することで、スムーズかつ迅速な組み込みを実現しました。

お客様の声
本プロジェクトで作成された3Dモデルは、国際展示会にて展示され、大好評を得ました。
特に、以下のような評価をいただきました。
細部まで見ることができたため、対象輸送機器に関する理解が深まった。
外観だけでなく、今後は内部構造についても同様の形式でデジタル化して見てみたい。
テックファームは今後も、航空機や船舶などの大型輸送機器 や歴史的建造物など様々な大型建造物のデジタルアーカイブ化や教育用途への展開など、先進的なXR技術を用いてお客様の課題解決を支援してまいります。

