DX企業タイプ診断

企業それぞれに合ったDXの取り組み「型」がある。

DXに取り組んでいるみなさまの実情を把握し、現在どのようなポジションに居るのか把握する手助けとして「DX企業タイプ診断」をご用意いたしました。

DXの進み具合をはかる5つのカテゴリを指標としてタイプを分類します。

タイプによって、強みとなるカテゴリやDXに必要な要素のバランスなどをご探る参考としていただければ幸いです。

DX(デジタルトランスフォーメーション)

いま、なぜDXが求められるのか?

日本には企業が約421万社あります。その企業規模や業種、歴史・文化、デジタル導入率などどれ一つとっても同じ企業はありません。そして、多くの企業がこれからの時代のビジネスモデルのスタンダードを構築する取り組み、すなわちDXのために、さまざまな改革を進めています。しかし、DX推進において改革していくことは多岐にわたり、何から着手すべきか悩むことが多いのも事実です。

昨今はGAFAなどのテックジャイアントのプラットフォーム上にあらゆるデジタルサービスがあり、ユーザーはスマホひとつでその恩恵を受けています。サービスを気に入ればすぐに利用し、気に入らなければすぐにやめることができる環境になっているのです。「モノからコト消費」への移行は、デジタルの簡便さによりこれまで利用するために所有するメリットよりも所有するデメリットが大きくなったために起こったことです。デジタル活用により顧客の行動変容に合わせたビジネス展開を求められる時代が到来してきています。

デジタル化に向けて戦略実行中・策定中
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【出典】 デジタルビジネスに関する共同調査〈デジタル化はどのように進展しているのか?〉 日本情報システム・ユーザー協会/株式会社野村総合研究所(2020/5/1)

デジタルビジネスに関する調査で、160社中約8割の企業がデジタル化に向けた戦略を策定していると回答しています。残り2割の12%が策定予定であるが未着手となり約9割がデジタル化に向けた戦略を考えています。

デジタル化への対応により解決したい課題

1
顧客への価値提供に関わる革新

2
新しい事業、ビジネスモデルの創出

3
生産性向上につながる画期的なプロセス改革

上記の課題に対して既にデジタル化への対応の成果がでているとする企業の一部では「生産性向上につながる画期的なプロセス改革」の課題について成果がでている企業の割合が高くでています。

DX(デジタルトランスフォーメーション)

DXの進み具合を測る5つの指標

DXの進み具合を測る指標として、5つのカテゴリを定義しました。それぞれのカテゴリでの診断結果を見ることで、貴社の強みとなるカテゴリ、全体的なバランス、世の中におけるポジショニングを探る参考としていただければ幸いです。

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ビジョン

DXとは、大まかにいえば「データやデジタルを中心としたビジネスモデルの構築」と「それによって可視化されるエッセンスをもとに変化に適応していくサイクルの構築」です。そのうえで、どのようなビジョンの元でDXを進めていくのかは非常に重要な指針となります。 このビジョンが明確になっていること、それがきちんと共有浸透されていることを一つの指標として診断をします。

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組織・習慣の変革

多くの企業はアナログからIT化というデジタイズの流れを以って変革をしてきましたが、それはあくまでもツールとして利用してきただけでありビジネスの中心にはありませんでした データやデジタルが中心にある状態というのは企業文化、働き方、人材に要求されるスキルセットや評価の仕方、企業体質にも大きく変革を求められます 特に「ヒト」観点でDXのための体制変革ができているかどうかを一つの指標として診断をします

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顧客提供価値の変革

DXを進めることで「顧客に提供する価値」は必ず形を変えていきます それは「本質」を変えることではなく、あくまでも提供する価値の形が変わることです その変化をもたらすためには強いリーダーシップを発揮する存在が必要となってきますし、 そのリーダーのもと協力・連携ができることを一つの指標として診断します

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ビジネスプロセスの変革

データやデジタルを中心に据えたビジネスモデルを円滑に下支えできるシステムは構築できていますか? 数十年に渡って新しいデジタルテクノロジーは開発されてきており、上手に使うことで飛躍的にビジネスを発展させることができます。 この「上手に使う」ためにシステムやデータをどう活用するかじっくり掘り下げることが大事です。 この「モノ」観点でDXのための準備ができているかどうかを一つの指標として診断します。

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予算・収益構造

DXはゴールのない取り組みですが、「データやデジタルを中心としたビジネスモデルの構築」と「それによって可視化されるエッセンスをもとに変化に適応していくサイクルの構築」という重要なマイルストーンを設定することができます。 まずは構築できるまでの予算に目途が立っているかどうか、その先のオペレーションに必要な予算は捻出できそうかどうかはDX成功にのために必要な要素です。 「カネ」観点でDX実現の現実的なやりくりが可能かどうかを一つの指標として診断します。