IoTで社内の測定機器を管理
コニカミノルタ様では、社内で使用する測定機器を部署ごとに独自で購入・管理されていたため、「機器の所在」や「その管理者」がわからないといった課題が生じていました。
そこで社内の改善プロジェクトの一環として、「管理部署が機器の一括管理を行う」事により、遊休資産の削減や棚卸し・校正作業の効率化・購入費用の抑制を図る取り組みをスタートしました。
しかし、数多くの機器を、用紙やExcelファイルといった人の手による台帳管理では限界があります。
そのため部署関係なく共有使用ができ、「一括で資産の管理ができるWEB管理システム」の構築が必要となり、その企画段階からテックファームが参画。システム構築と導入を支援しました。
測定器管理システムの主な機能
①台帳システム
・WEB上の台帳による一括管理
・共有使用による資産の有効活用
・遊休資産の削減
②予約システム
・貸出管理により予約状況の把握
・オンライン予約での効率化
③所在管理
・ICタグによる位置管理で紛失防止
・探す工数を削減、使用状況の把握
テックファームのソリューション
タグでの測定機器管理を行うにあたって、当初IoTソリューション「MoL」で培ったIoT技術を活用し、「Beacon案」と「RFID案」を提案しました。
しかし、管理対象が数多くとなる為、電池残量の管理や交換の手間を考慮すると電池不要のRFIDでの管理が優れていることや、タグ1個に対してのコストもRFIDの方が割安である事が決め手となり、「RFID案」が採用されました。
もともとテックファームでは所在管理システムを提供しておりお客さまの環境に合わせて最適なデバイスへカスタマイズを行えます。
今回のケースではRFIDでの所在管理を実現し、安価かつスピーディーに導入することができました。本システムは、AWSを使って構築しております。