【お客さまインタビュー】 株式会社マイナビ様

求人情報サービス「マイナビバイト」の付帯サービス「Entry Pocket」の開発・運用についてマイナビ様へのインタビューをご紹介。

Entry Pocket開発・運用サポート

株式会社マイナビ様は、全国のアルバイト求人情報を掲載するアルバイト情報サイト「マイナビバイト」や、総合転職情報サイト「マイナビ転職」をはじめとする人材情報サービスを中心に、多様なサービス・プラットフォームを展開しています。
今回は、「マイナビバイト」内でオプション機能として提供されている「Entry Pocket」(応募者情報の一元管理) の担当者の方にお話しを伺いました。テックファームは、本プロジェクトにおいて、要件定義から開発まで行い、現在も運用・改善をサポートしています。

Entry Pocketの主な機能

  • 求人応募者のデータを一元管理できる
  • 採用状況の可視化
  • 権限をカスタマイズできる充実した管理機能
  • 自社の採用ホームページ作成機能 など

働きたい人と雇用したい人を最短で結びつける

まずはEntry Pocket開発の背景について、お聞かせください。

2014年のプロジェクト発足当初は、景気の後退に伴い、アルバイト人員の獲得が困難になっている状況でした。複数の求人媒体を使用する企業が増加する中で、アルバイト採用における課題は残っていました。
アルバイト採用を行っている企業のニーズは
・ 応募から面接、採用に至るまでの対応のスピードアップ、効率化
・ アルバイト採用の工数削減
・ 店舗ごとの採用計画
・ 複数の媒体にまたがった採用業務分析
などが挙げられます。これらの課題を解決するためには、まずは複数の求人媒体から上がってきた応募者情報や進捗状況を一元管理するツールの必要性が高まっていました。
そこで、応募者情報の一元管理システムを導入することによる「企業の採用サポート」を行うことを主目的とし、Entry Pocketの開発に着手することになりました。Entry Pocketは、マイナビバイトのオプション機能として発足した採用管理システム(ATS)であり、顧客の採用面での課題をまとめて解決できるサービスを目指しました。

具体的には、どのようなサービスなのでしょうか。

Entry Pocketは、クライアントのアルバイト採用全般の管理を行うためのサービスです。アルバイト事業部のミッションは、働きたい人と雇用したい人を最短で結びつけるためのパートナーになることです。 その中でEntry Pocketは、マイナビバイトのオプション機能でありながらも、より効率的な採用活動を行うことに効果を発揮します。求職者の「さまざまな媒体を利用し求人を探したい」というニーズ、企業の「採用情報を一元管理したい」というニーズの双方を満たし、採用活動の成功を企業様主体で実現できるシステムとなっています。 さらに、実際の応募実績から「どのような求人媒体から応募が来ているのか」「採用に至っているのか」を確認できる効果測定機能や、採用フローごとの課題を可視化する機能など、適切なネクストアクションを提案する役割も担っています。

高度な技術力と主体的な提案姿勢に満足

開発会社として弊社を選定された理由をお聞かせください。

メディア運営統括部 情報システム部  釼先 修平さん

メディア運営統括部 情報システム部 釼先 修平さん

2014年9月~2月の短いプロジェクト期間の中で、より弊社側の想定に合った提案をしていただいたことが選定の理由です。過去の開発実績からも、管理システムの知見や経験が豊富そうという印象もありました。
個人的にも、「より主体的に物事を解決する改善力」や「積極的に提案してくれる行動力」を感じています。より高度な技術力を必要とする開発についても、スムーズに対応いただけるので安心して任せられます。

技術力に関して、具体的に教えていただけますか。

特に高い技術力が求められたのは、Entry Pocketの基本機能のひとつである「応募者情報のデータ自動取り込み機能」です。
この機能は、複数の求人媒体サイトの仕様に沿いながら、自動で応募者データを取り込まなければなりません。この膨大なデータに加え、担当者としては、応募者が応募してから採用管理システムで確認できるまでの取り込み時間をなるべく短くしたいという意向があります。そこで、設計段階からサービスに対する負荷・スピードを考慮した上で、複数の媒体で並行して応募者情報を取り込むことができるよう開発をしていただきました。
今日まで、この機能が安定して稼働し、かつ、継続的なサービス提供が続けていられるのは、開発チームの技術力のおかげとしか言えません。

プロジェクトの進行に関しては、いかがでしょうか。

プロジェクトメンバーが一人ひとり、主体性をもって取り組んでくれていると感じています。例えば、弊社から「こういうことをしたい」と相談すると、「どうやるべきか」をすぐに提案してくれます。また、弊社の事情も鑑みて、サービス内容、工数、スケジュール、予算などの多角的な視点から複数のプランを用意し、ご提案いただけます。弊社は、いただいた提案の中から検討することに注力できるため、非常に助かっています。
また、意思決定から実行までのスピードが速い弊社に合わせて、開発スケジュールを組んでいただけるため、一緒に並走していただいているという印象が強いですね。

企業採用インフラ化に向けたデータ活用DXの実現が鍵

プロジェクトは現在も進行中です。今後の展望についてお聞かせください。

弊社は、社会全体に役立ち、欠かせないインフラになることを目指しています。その中で、Entry Pocketは、採用活動から企業内のインフラになっていく可能性があると感じています。例えば、タレントマネジメントシステムのように、採用後の人材フォローアップを行うサービスへと拡張していく可能性も秘めていると思っています。 また、人材業界はIT技術と同じく、早いサイクルで進化しています。今後も、スピードを意識し、より顧客の要望に応えていきたいと思っています。

弊社に期待することはありますか。

先述したように、テックファームは技術力に強みを持っていると思います。今後も新しい技術を活用した提案を期待しています。特に、求職者と雇用者のマッチングをさらに促進するためにも、データを活用したDXが必要だと感じています。先進的な技術を活用し、今後も弊社のビジネスに尽力いただければと思います。

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