テックファーム株式会社

サーバリプレースに伴うコスト削減

本プロジェクトでは、サーバ老朽化に伴うシステムリプレースを行った際に仮想化技術を使用することでコスト削減を実現しました。
既存サーバリソースを分析したところ、各サーバのリソース使用状況は低く、物理リソースに無駄が発生していることが確認できました。仮想化技術を使用することで導入コストの抑止、サーバリソースの有効活用を実現できると判断し、ハードウェア製品の選定、設計、環境構築、移行を行いコスト削減を達成しました。

事例内容

お客様 某通信会社様
プロジェクト期間 2008年12月~2009年2月

お客様の課題

サーバ機器の老朽化により、既存システムをリプレースしなければならない状況でしたが、現行と同等のサーバ機器を購入するのはコストが高すぎました。
現行システムはサーバリソースの10%~20%程度の使用率しかなく、現状のサービスレベルを維持しながらも導入コストを削減する方法はないだろうか、とのご相談をいただきました。

テックファームのソリューション

既存システムをそのまま新しい機材へ移動するだけがリプレースではありません。
テックファームではリプレース時に、既存システムの分析(アクセス頻度やサーバリソース状況の調査)を行い、分析結果にマッチした機器選定、サーバ環境の構築、および運用を行っていきます。
今回のプロジェクトでは既存システムの1台あたりのサーバ使用率が低いこと、そして導入費用、運用費用を抑えたいという要望を踏まえ仮想化環境での再構築を提案いたしました。

Xenの採用

仮想化を実現するためには様々な製品が存在しますが、多くの製品で基本機能は共通しています(OSの独立性、リソースの動的変更など)。
今回のプロジェクトでは、Xenを採用しました。その理由としては、Unixサーバ上での使用効率が比較的良い点と、本プロジェクトで採用したOSであるRedHat社のサポートを受けることが可能な点があげられます。
お客様の要望を分析、検討した結果、信頼性の確保の観点からもXenを採用しました。

Xenの採用

スケールアップ/スケールアウト

今回のプロジェクトでは、長期間の運用を前提とした先を見越した設計を行いました。
立ち上げ時には余力があったリソースもサービス提供後には利用頻度の向上や新たなサービスの立ち上げなどによりリソース不足となることも考えられます。
今回のプロジェクトでは、仮想化の際に全リソースの60%程度を常時稼働のリソースとし、残り40%は余力としておく設計とすることで、新たにサーバを立てたいなどのニーズにも迅速に対応可能な設計を行っています。当然ながら導入サーバの物理リソースに余力がなくなった場合は、新たに機器を導入する必要がありますが、仮想化の特徴を活かし、OSのイメージファイルを移行することで迅速なスケールアウトによる移行も可能となっています。

スケールアップ/スケールアウト

オープンソースの使用

仮想化するだけで、全てのコストが削減されるわけではありません。ハードウェア製品が安価になってきている現状では、ゲストOSを1台のサーバに変更した場合でも、それほど導入コストの差が出ないのも事実です。
特にソフトウェア製品についてはライセンス体系が仮想化モデルに対応していないケースも現状は多く、サードパーティ製のソフトウェアを使用する場合は50%以上がソフトウェアライセンスが占めるケースもあります。
本当の意味での初期導入費用を削減するにはソフトウェア費用を削減することが必要となってきます。テックファームではオープンソースによる開発・構築が主流となる案件が多く、ノウハウの蓄積を行っています。このノウハウを活用することでソフトウェア製品の導入コストを最小限にし、初期導入コストを削減しました。

プロジェクトの成果

本システムは2009年3月に予定通りリリースされましたが、パフォーマンスの観点からも安定した稼働を行っております。

サーバ仮想化の効果

  • 物理サーバ数を3台から1台に削減 → 導入費用を約1/3へ削減
  • ランニングコストの大幅削減

本事例についてのお問い合わせ

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