ABC管理会計システム構築
某社のABC管理(※1)会計システムを構築して、経営戦略の指標作りに貢献すると共に、汎用性の高いロジック設計により長期間の低コスト・安定稼働を実現しました。
※1 : ABCとは「Activity Based Costing」の略です。各部署、セクションごとにかかった経費を1商品単位に割り出し、コストパフォーマンスをデータ化するもので、経営判断の指針となるシステムになります。
事例内容
| お客様 | 某社 |
| プロジェクト期間 | 2002年、2005年 |
お客様の課題
- 仕入れから出荷までのアクティビティが余りにも多く、どの商品をどこに出荷する時にどのアクティビティでコストが掛っているのかが把握しにくかった
- 配賦ロジックがブラックボックス化・属人化していた
- アクティビティ(配賦ロジック)が組織毎に定義されているが、頻繁に行われる組織改編に柔軟に対応できず改修に時間とコストを要していた
- 受注件数の増加に伴って、月次処理に時間が掛かりすぎていた
テックファームのソリューション
- 組織(セクション)数が76、総アクティビティ数が1,539、これら全ての配賦ロジックを全て定義し、PLを入力ファイル(原価)として受注データ(システム構築当時で百数十万件/月)を対象とした、計算システムを緻密に構築
- パラメータによるロジックの組み立てを可能とすることで、ロジックの汎用化と保守の容易性を実現
- 分散処理方式を採用。計算用サーバを複数用意し、アクティビティ毎に存在する配賦ロジック計算を分散して処理することで高速化を実現(計算サーバの増設も容易に行える仕組み)
構築システムイメージ

プロジェクトの成果
商品軸、顧客軸、事業部軸など多角的に分析が可能となり、コスト削減から販売戦略まで幅広く利用され、経営指標の一つとして社長様以下経営陣に無くてはならないデータとして活用いただいています。
ロジックの汎用化による効果
汎用化前のシステムの時は、組織改編やロジックに変更がある都度、費用を掛けて改修を実施していましたが、汎用化後はリリースから4年近く経過した現在でも、改修依頼はゼロとなっています。
高速化による効果
受注関連データは構築当時から2倍の規模に膨れ上がっているが、計算サーバを増設することで計算処理に掛る時間は当初と変わっていません。

